モバイルで7GB/月を超えるのは『ヘビーユーザ』とは限らないと思うという話

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auのiPhone 5には7GB/月の通信量制限が課され、7GB/月を超えた場合は2GBごとに2,625円での通信量の追加購入または、通信速度が128kbpsに制限が行われる。

と言う事で、7GB/月の通信量が十分なのかどうなのか?
という議論をよく見かけるようになったのだけれど、モバイル回線で7GB/月の通信量を超えるのは、

(1)モバイル回線で長時間動画を閲覧する
(2)モバイル回線をPCの回線として利用する

という場合を除いて、そうそう超えない容量と認識していて、よくある『一部のヘビーユーザが該当する』という表現は実態とは少し違うんじゃないかと思っている。
※つまるところ、何をもって『ヘビーユーザ』とするかという話ではあるんだけれど。

実際にパケット通信量を毎月集計してみても、通信量が7GB/月を超えるような月は、数100MBクラスのファイルをPC経由で複数回モバイル回線でダウンロードするような月を除いてほとんど無いし、別途モバイルWi-Fiルータ経由で通信を行ううことはあるとしても、メイン端末として使っているGALAXY S3(SC-06D)の回線でさえ、現在の7GB/月上限の『Xiパケ・ホーダイ フラット』から、10月1日から開始予定の『Xiパケ・ホーダイ ライト(3GB/月)』に変更する予定で手続済みだったりする。

Xiパケ・ホーダイ ライトについての詳細は以下URLより。
Xiパケ・ホーダイ ライト | 料金・割引 | NTTドコモ

と言うわけで、僕の経験上はモバイル回線で7GB/月を超える事はそうそう無いし、Xiの通信容量を7GB/月迄に制限すると発表したタイミングでdocomoが明らかにした数字としては、7GB/月までに通信量を制限したとしても、影響を受けるのは上位の2%のユーザであり、圧倒的大多数のユーザは速度制限の対象になる事は無い。というデータを明らかにしていた。
※ただし、当時のXiエリアは現在よりも広く無かったので、高速通信可能なエリアが狭かったという点は考慮する必要がある。

一方で、UQ WiMAXのように『通信制限なし&容量無制限』というのをウリにするのも一つの戦略だし、例えば自宅用の回線として使う場合には容量無制限の方が有り難いけれど、一切の制限が無いデータ通信サービスはネットワークへの負荷が大きい少数のユーザと、それ以外のユーザが利用するネットワークリソースと費用負担のバランスがどうしてもアンバランスになってしまうので、ある程度料金の公平さを保つ&通信品質を維持するという点では、容量なり通信速度なりをある程度に制限する方がサービスとして公平ではあると思う。

そんなわけで、7GB/月の通信量制限は個人的には賛成ではあるんだけれど、例えば7GB/月を超える動画をモバイル回線で閲覧するユーザが悪いのかと言われると、通信キャリア自身が『Videoストア』など、動画系のサービスをアピールしている中で『モバイル回線で長時間動画を見るのが悪』とするのは、それはそれでユーザをワルモノにしているだけでどうしても腑に落ちない。

バランスとしては、固定回線を契約すればモバイル回線の通信料の割引を受けられる『auスマートバリュー』だったり、イー・モバイルが行っていた『ADSLセット割』のように、自宅で発生するトラフィックは固定網に流しつつ、ユーザとしてはモバイル回線の割引を受ける事が出来る。というような固定回線とセットでの割引サービスがバランスが良いのでは。と思っている。
※細かい話をすると、『イー・モバイルのADSLセット割』は固定回線からの割引だけれど。

『通信容量の制限』と表現すると、どうしてもネガティブに捉えてしまうけれど、結果的に多くのユーザにとって通信品質が保たれることになるのであれば、実際にはデメリットを受けるユーザよりもメリットを受けるユーザが圧倒的に多いと思っているので、大多数のユーザにとって不自由無く利用が可能になるような範囲で、サービスが提供されると良いなぁと(^ ^)

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