Help PointさんのBlogエントリにて知った情報。
ジェットスターのWebサイトの『最初の出発地が属する国によって運賃が決まる』という仕様を活かして、成田 ⇒ オーストラリアの航空券をセール料金よりも更に安く購入する方法がある。
結論から言うと、ジェットスターの航空券検索の機能である『複数都市検索』の機能を使って、最初の出発地を『決済したい通貨を使用している国に属する都市』にすることで、航空券価格を安くすることが可能となる。
ジェットスターの航空券検索は以下より。
ジェットスターの安い航空チケット、格安の運賃を毎日世界一の航空会社から
※複数都市検索も、上記ページより利用可能。
以下、4月から就航している成田 ⇒ メルボルンで具体的な経路＆価格の紹介。
パターン1.成田発／メルボルン往復を予約した場合：総額71,690円
最初に、成田発でメルボルンの往復航空券を予約した場合の紹介。
■成田 ⇒ メルボルン：34,320円／片道
■メルボルン ⇒ 成田：37,370円／片道
成田発でメルボルンの往復航空券を予約した場合は、往復で合計71,690円となる。
パターン2.メルボルン発／成田往復を予約した場合の総額：AUD 489(約46,000円)
続いて、メルボルン発／成田の往復航空券を購入した場合。
メルボルン発の成田往復を予約する場合、支払総額は往復で約46,000円となり成田発で往復する場合と比べて約35%程度安い価格が設定されている。
但し、この価格はあくまでもメルボルン発となっており、成田発では同額で航空券を購入することはできない。
■メルボルン ⇒ 成田：AUD 289(約27,000円)
■成田 ⇒ メルボルン：AUD 200(約19,000円)
パターン3.複数都市検索を使って成田 ⇒ メルボルンをオーストラリアドル建てで購入する
冒頭で紹介したように『複数都市検索』機能を使って、成田 ⇒ メルボルンの前に、オーストラリア国内線(ここではメルボルン ⇒ ホバートの例を紹介)を予約した場合の料金を紹介。
■複数都市検索を使用する
最初の区間の条件は、
・オーストラリア国内線であること
・料金が安いこと
の二つで、ここではメルボルン ⇒ ホバートで検索。同路線はAUD 45となっている。
■メルボルン ⇒ ホバート：AUD 45 (約4,200円)
この場合、オーストラリア国内線に続く区間として検索した成田 ⇒ メルボルンが、成田発の料金(約34,000円)ではなく、AUD 200で購入可能になる。
■成田 ⇒ メルボルン：AUD 200.47 (約19,000円)
上記パターンでは、メルボルン ⇒ ホバートおよび、成田 ⇒ メルボルンの2区間の航空券価格がAUD 245(約23,000円)となり、オーストラリア国内線の分を余分に支払っても、成田 ⇒ メルボルンを片道で購入した場合(パターン1)と比べて、同区間の航空券を約11,000円安く購入することが可能。
更に、メルボルン ⇒ 成田を片道で予約すると、成田発の往復航空券で購入するよりも7,000円近く安い約19,000円で予約可能となるため、パターン3の第1区間として購入するオーストラリア国内線の航空券を『捨てる』前提で考えた場合でも、成田 ⇔ メルボルンの往復が合計で約50,000円となり、成田発でメルボルンを予約するのと比べて、約21,500円ほど価格を抑えることが可能になる。
購入パターン別の航空券価格まとめ
パターン別の経路＆航空券価格のまとめ。
■成田発／メルボルンの往復航空券を購入した場合
成田 ⇒ メルボルン：34,320円
メルボルン ⇒ 成田：37,370円
———————————————-
合計金額：71,690円
■メルボルン発／成田の往復航空券を購入した場合
メルボルン ⇒ 成田：AUD 289
成田 ⇒ メルボルン：AUD 200
———————————————-
合計金額：AUD 489 (約46,000円)
■メルボルン ⇒ ホバート + 成田 ⇒ メルボルンとメルボルン ⇒ 成田を購入した場合
メルボルン ⇒ ホバート：AUD 45
成田 ⇒ メルボルン：AUD 200
メルボルン ⇒ 成田：AUD 289
———————————————-
合計金額：AUD 534 (約50,000円)
上記の方法は、オーストラリア線に限らず、ジェットスターの全ての路線で適用可能な予約方法であるため、オーストラリア線以外でも、海外発の航空券の価格が安かったり、日本円以外で決済した場合の方が航空券価格が安いケースでは、同様の方法で航空券を予約することで価格を抑えることが可能。
とは言え、冒頭で紹介したHelp Pointさんがエントリの最後に記載しているように、ユーザ側で手間をかけずとも、最も安い価格が自動適用されるのが本来あるべき姿ではある気がする。
いつかこんな技を使わなくても、オーストラリアと同じ料金で航空券を購入できるようになって欲しいものです。