ドコモの新周波数帯をしばらく独占!モバイルWi-Fiルータ「HW-01H」のスペック紹介

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ドコモから発表されたモバイルWi-Fiルータ「HW-01H」のスペック詳細を紹介。

■下り最大370Mbpsに対応、モバイルWi-Fiルータでは国内最速のHW-01H
下り最大370Mbps対応、HW-01Hを発表

最大370Mbpsに高速化、新周波数をしばらく独占できる

HW-01Hの最大の特長は、通信速度が最大370Mbpsまで高速化されていること。

HW-01Hの下り最大370Mbpsの通信速度は、東名阪エリアのFDD-LTEの1.8GHz帯(B3) 20MHz幅と、ドコモが新たに運用を開始するTD-LTEの3.5GHz帯(B42)を20MHz幅 + 20MHz幅、合計で3つの周波数を束ねる3波CAによって実現される。

■下り最大370Mbpsのイメージ図
HW-01H:下り最大370Mbps

また、最大370Mpbsに達しない場合でも、複数パターンのCAで下り最大300Mbps以上に対応。従来のモバイルWi-Fiルータと比べて、高速な通信が利用できる。

■HW-01Hが対応するCA組み合わせ&通信速度
3波CA 下り最大370Mbps:1.8GHz(B3) + 3.5GHz(B42) + 3.5GHz(B42) → 東名阪限定
3波CA 下り最大332.5Mbps:2GHz(B1)+ 3.5GHz(B42) + 3.5GHz(B42) → 全国エリア
3波CA 下り最大337.5Mbps:2GHz(B1) + 1.5GHz(B21) + 800MHz(B19)
2波CA 下り最大225Mbps:2GHz(B1) + 1.5GHz(B21)
2波CA 下り最大225Mbps:1.8GHz(B3) + 800MHz(B19)
2波CA 下り最大187.5Mbps:2GHz(B1) + 800MHz(B19)
※800MHz帯を全てLTEで運用する「フルLTE」エリアは一部エリアのみで提供される。

HW-01Hの高速化で恩恵が大きいのは、新周波数帯であるTD-LTEの3.5GHz帯(B42)をしばらくの間独占利用できるという点。

と言うのも、ドコモが発表した2016年夏モデルでは、新周波数帯を利用できる機種がHW-01Hのみ。このため、新周波数帯に関しては急激に利用者が増えることは考えにくく、しばらくの間は新周波数帯を使ってかなり高速なデータ通信が期待できそう。

やや古いデータにはなるけれど、2010年12月24日よりサービスが提供開始されたドコモのXiは、初期の対応機種がモバイルWi-Fiルータやデータ通信端末となっていたこと(だけが理由ではないけれど)から、契約数が100万を突破するまでに1年間を要した。

その後、タブレットやスマートフォンなど対応機種が拡充してからは、契約数100万件 → 200万突破までに要した期間が3カ月と大幅に短縮されるなど、スマートフォンやタブレットに対応機種が広がると契約数が一気に広がり、それに伴いデータ通信量も増加することが予想される。

■Xiの契約数推移(ドコモ)
Xiの契約数推移
掲載元:報道発表資料 : 「Xi」(クロッシィ)の契約数が200万を突破 | お知らせ | NTTドコモ

当然ながら、今後スマートフォンやタブレットも新周波数帯に対応する機種が登場することで、新周波数帯も徐々に通信が混雑するのに伴い、速度が低下していくことは予想に難しくない。それでも、通信の混雑する都心エリアなどで従来機種と比べて快適なデータ通信が利用できるようになるメリットは大きい。

二年前のモバイルWi-Fiルータと比較して通信速度は約2.5倍

HW-01Hの発売日は2016年6月下旬予定。この日から遡って二年前に発売されたモバイルWi-Fiルータは、2014年2月発売のL-02F、同年3月発売のHW-01Fで、これらの機種はどちらも下り通信速度が最大150Mbpsにとどまる(キャリアアグリゲーション非対応)。

最新機種となるHW-01Hの通信速度は下り最大370Mbpsまで高速化されているため、単純比較すると通信速度(最大)は約2.5倍高速化されている。

■通信速度の比較
L-02F:下り最大150Mbps (2014年2月発売)
HW-01F:下り最大150Mbps (2014年3月発売)
HW-01H:下り最大370Mbps (2016年6月下旬発売予定)

なおかつ、前述の通り新周波数帯(TD-LTE B42)はしばらくの間対応端末がHW-01Hのみとなるため、下り最大370Mbps対応エリア内では通信速度がかなり改善されることが期待できる。

カバンの中に入れたままでも起動できる「リモート起動」に対応

HW-01Hは、Bluetoothを利用したリモート起動に対応。HuaweiのモバイルWi-Fiルータ向けアプリ「Huawei HiLink」を使って、カバンの中に入れたままの状態でもHW-01Hを起動することができる。

Huawei HiLinkのダウンロードは以下より。
Huawei HiLink (Mobile WiFi) – Google Play の Android アプリ

モバイルWi-Fiルータ側でBluetoothによるリモート起動を受付する状態に設定していると、連続待受時間が短くなることが懸念されるものの、HW-01Hに関してはバッテリ容量が4,750mAhとかなり大きくなっており、またスペック上の連続待受時間も1,810時間(約75日間)となっており、少なくともWi-Fi接続している端末が無い状態でのバッテリの持ちを気にする必要は無い数値と言える。
※ただし、これがBluetoothによるリモート起動を有効にした状態でも同等となるのかは不明。

「ドコモの機種」としては初めてのUSB Type-C対応

HW-01Hは、国内向けのモバイルWi-Fiルータとしては初めてUSB Type-C対応となる。USB Type-Cに対応するUSBケーブルなどなどを常備していない場合、新たなケーブル(やアダプタ)が必要となるのは少々使い勝手が悪い。

なお、細かい話をすればドコモが発売したNexus 5Xが「ドコモが発売した機種」として初のUSB Type-C対応となるものの、Nexus 5Xは「ドコモ スマートフォン」のカテゴリではなく、Nexusブランドのスマートフォンのため、「ドコモ型番のつく機種」としてはHW-01Hが初のUSB Type-C対応になる。

大容量バッテリ搭載:連続通信時間20時間以上、モバイルバッテリー機能あり

前述の通り、HW-01Hはバッテリ容量4,750mAhと大容量のバッテリを搭載。連続通信時間はLTE接続(Cat 4)で20時間、Cat 6/Cat 9接続時で18時間と、スペック上は「余裕で1日持つ」値となっている。

バッテリ容量4,750mAhは、Huaweiのドコモ向けルーターとしては過去最大。Huaweiのドコモ向けルーターは、どちらかと言えばこれまで「コンパクトだけど連続通信時間がちょっと物足りない」という感じ(LGに対して)だったけれど、HW-01Hでは容量の大きなバッテリを搭載したことで、連続通信時間については心配無さそう。

また、専用ケーブルと接続すればモバイルバッテリー機能が有効となり、スマートフォンやタブレットなどへの充電が可能。ただし、専用ケーブルが必要になる点はややネックで、Battery Wi-Fiのように専用ケーブル不要でモバイルバッテリーとしても使える方が便利ではある。

バッテリーが大容量化したため、本体は大型化&重量が増加しており、コンパクトなモバイルWi-Fiルータとは呼べなくなってしまったのは、小型軽量のモバイルWi-Fiルータが好みの方には向かない。

実質価格は約1万円、購入はドコモオンラインショップがオススメ

WH-01Hの販売価格は未定ながら、ケータイWatchの記事によると、いわゆる「実質価格」は10,368円(税込)となり、24回払いした場合の月賦代金は432円(税込)/月。

ドコモのモバイルWi-Fiルータは、家電量販店やドコモショップにて機種変更する場合「登録等手数料」として税別2,000円が発生するほか、販売店によっては本体代金とは別に店舗独自の頭金を設定している店舗もあり、本体価格の面では店頭でモバイルWi-Fiルータを購入するメリットが薄い。
※設定などのサポートをその場でしてもらえる。という点は

一方、ドコモオンラインショップでは機種変更時に係る手数料が無料(FOMA → Xi契約変更などの場合や新規契約の場合は有料)となる上、契約を望まないオプションなどを契約する必要も無いという点では安心して購入ができる。

また、予め予約して購入しておけば発売日の午前中に指定の住所に配送をすることが可能なほか、コンビニ受取などにも対応しているので、ドコモショップなどの営業時間中に受取をしたり、店頭での購入・受取待ちの時間が発生しないので、時間を有効に使うことができる。

ドコモオンラインショップでのHW-01Hの販売ページは以下にて。
Wi-Fi STATION HW-01H – ドコモオンラインショップ

■HW-01H スペック
通信速度:PREMIUM 4G 下り最大370Mbps対応
対応周波数:B1/B3/B19/B21/B42 (B42は3波CA時のみ有効)
3波CA組み合わせ:B1 + B19 + B21 / B1+ B42 + B42 / B3 + B42 + B42
2波CA組み合わせ:B1 + B21 / B1+B19 / B3+B19
Wi-Fi:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac 2.4GHz/5GHz (DFS対応)
インターフェイス:USB 3.0 (Type-C)
ディスプレイ:2.4インチタッチスクリーン
チップセット:Balong 750
その他:モバイルチャージャー機能搭載 / BTリモート起動対応
同時接続台数:最大11台(Wi-Fi 10台 + USB 1台)
連続通信時間:Cat 4接続時 20時間 / Cat 6またはCat 9接続時 18時間
サイズ: 64mm * 100mm * 22mm
重さ:約173g
バッテリ容量:4,750mAh