土休日限定、西武秩父駅〜横浜方面を結ぶ「S-TRAIN」に乗車してみた

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平日は所沢駅〜豊洲駅を、休日は西武秩父駅〜元町・中華街駅を結ぶ西武鉄道の「S-TRAIN」(Sトレイン)を利用してみたので、カンタンにレポート。

「S-TRAIN」の時刻表、設定本数は少ない

土休日に運行されている西武秩父駅〜元町・中華街は、西武秩父駅→元町・中華街駅方面が1日2本、元町・中華街駅→西武秩父駅方面が1日3本と、設定されている本数は少ない。

■「S-TRAIN」西武秩父駅〜元町・中華街駅 時刻表
「S-TRAIN」西武秩父駅〜元町・中華街駅 時刻表

参考までに、平日に設定されている所沢駅〜豊洲駅の時刻表は以下。

■「S-TRAIN」所沢駅〜豊洲駅 時刻表
【平日運行】所沢←→豊洲

土休日に設定される横浜方面への列車を利用

今回利用したのは、東京メトロ副都心線の「新宿三丁目駅」から、横浜高速みなとみらい線の「元町・中華街駅」まで。

同区間の「S-TRAIN」の料金は560円。「S-TRAIN」は全車両・全席が座席指定となっており、いわゆる「自由席」の設定は無い。このため「S-TRAIN」が駅に到着する前には、乗車券以外に座席指定券が必要となる旨が繰り返しアナウンスされる。

■西武鉄道「S-TRAIN」
西武鉄道「S-TRAIN」

「S-TRAIN」の指定席は、駅ホームに設置されている「指定席発売機」にて購入できる。購入は「S-TRAIN」の発車前60分より可能。

■駅ホームに設置されている「指定席券売機」
駅ホームに設置されている「指定席券売機」

ただし、「指定席発売機」は必ずしも解りやすい場所にあるとは限らない上に、「S-TRAIN」が設定されていない時間帯については券売機のシャッターが閉まっているため、予めホームに設置されいてる券売機の場所を調べておくなど、事前にチェックをしておいた方がスムーズ。指定席券売機での支払方法は現金のみだった。

■「S-TRAIN」指定席券売機の案内板
「S-TRAIN」指定席券売機の案内板

例えば、副都心線の新宿三丁目駅は(恐らく)ホームに1台しか「指定席券売機」が設置されておらず、乗り換えなどなどの都合で券売機から離れた改札を通じてホームに入場してくると、「指定席券売機までの移動に時間がかかる」というケースがありえる。

実際、都営新宿線の新宿三丁目駅から、副都心線の新宿三丁目駅に乗り換えて、ホームのやや端っこの方にある「指定席券売機」まで移動をした上、さらに券売機が設置されている位置からやや遠い車両の座席に移動するのは、行ったり来たりの移動が手間に感じられた。(なおかつ、新宿三丁目駅では車両1両につき1つのドアしか開かなかった。)

■新宿三丁目駅では、ドアが1つ(車両ごと)しか開かない
新宿三丁目駅では、ドアが1つ(車両ごと)しか開かない

駅券売機での座席指定は、1〜10号車の「車両」のみを選ぶことができ、窓側/通路側の指定や、飛行機や新幹線の座席指定のようにシートマップを確認しての座席指定は行うことができなかった。なおかつ、希望した車両に空きが無い場合は、自動的に別の車両に割り振りがされるので、途中駅から乗車する場合はなかなか希望通りの車両を予約することが難しいかも。(混雑状況によりけりだけれど)

■座席単位での指定はできず、車両単位での指定
座席単位での指定はできず、車両単位での指定

なお、「S-TRAIN」の車内設備についてはWebサイトにて詳細が公開されているので、車椅子・ベビーカーを利用する場合などは事前にチェックしておくと利用しやすいかも。

車内設備 :西武鉄道Webサイト

駅の券売機にて「S−TRAIN」指定席の購入する以外に、インターネットを使った予約サービスも提供されているので、予めスケジュールが決まっている場合などなどは、インターネット予約サービスを使うのもあり。

西武鉄道のインターネット予約サービス「Smooz」は以下にて。
チケットレスサービス スムーズ | 西武鉄道株式会社

■「S-TRAIN」座席指定券
「S-TRAIN」指定券

座席指定券が正常に購入できており、指定されて座席を利用している限り、車内で座席指定券を車掌に提示する必要は無いので、検札対応する手間が無いのは嬉しい。

「確実に座れる」だけではないメリット

今回、「S-TRAIN」を利用してみて感じたのは、全席座席指定によって自分自身が「確実に座れる」だけでなく、座席数以上に乗客が乗って混雑することが無いので、移動中に落ち着いて作業をしたり、読書をしたりして過ごすことができることによって「座って移動できる」だけでなく「座って快適に移動できる空間」が手に入れられるのは大きなメリット。

ただし、新幹線や特急列車の座席のように、テーブルが備え付けられていたりするわけではないので、過度な期待は禁物だし、同様に駅弁などを食べて過ごす…という感じでもなく、「S-TRAIN」で移動中の過ごし方はなかなか悩ましいところ。

少なくとも、休日の西武秩父駅〜元町・中華街駅で「S-TRAIN」を利用する限り、一人だったら「本を読む」などの過ごし方が、二人以上だったら、同行者とお喋りをしながら過ごすというのが最適なように思う。(感覚的には、乗客が少ない深夜・早朝時間帯の電車。のようなイメージだった。)
→どちらかと言えば、「座れる通勤列車」という位置づけがメインなのかもしれないので、この点については平日に設定されている所沢駅〜豊洲駅の「S-TRAIN」を利用する機会があれば、追ってレポートしたいなと。

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