WiMAX 2+対応機種が対応する通信モードのまとめ – 「直近3日間3GB」超えてもWiMAXは制限なし

UQコミュニケーションズは、「直近3日間で3GB」を超えた場合の通信速度制限をWiMAX 2+向けに適用開始。速度制限状態の通信速度は上下共に1Mbps程度となっている。
関連エントリ：WiMAX 2+の「直近3日間で3GB」の速度制限が予想よりも厳しかった | shimajiro@mobiler

WiMAX 2+およびauの4G LTEでの通信時に関しては通信速度制限の対象となるものの、ハイスピードモード選択中のWiMAX接続時あるいは、ノーリミットモード選択中のWiMAXでの通信に関しては、従来通り通信速度制限の対象とならない。さらに、速度制限の基準値である「直近3日間で3GB」の通信量としてもカウントされないため、WiMAX 2+およびauの4G LTEが速度制限の対象となった場合でもWiMAXでの通信に関しては、速度制限の影響を受けることが無い。

■WiMAX 2+で制限対象となった状態：上下最大1Mbps程度に

■WiMAX接続中は速度制限の影響を受けない

WiMAX 2+対応機種の通信モードと、通信方式別に「直近3日間3GB」の通信量として計測されるか、および通信速度制限の影響を受けるかを整理すると以下。非常にシンプルに言えば、WiMAX 2+対応機種においてもWiMAXの通信についてはWiMAXの通信に関しては通信速度制限の影響を受けない。ということになる。

通信モード／通信方式別の整理

通信モード	ノーリミット	ハイスピード		ハイスピードプラスエリア
通信方式	WiMAX	WiMAX	WiMAX 2+	WiMAX 2+	au 4G LTE
直近3日間3GBの通信量へのカウント	含まれない		含まれる
通信速度制限	速度制限対象外		速度制限対象

WiMAX 2+対応機種は、従来のWiMAX対応機種と異なりSIMカードを使ってユーザ認証を行っているため、WiMAX 2+対応機種の間でSIMカードを差し替えて使うことが可能。
※UQコミュニケーションズおよびそのMVNOが公式に対応を保証しているわけではない点は注意。

このため、最新の機種(W01やWX01)が非対応となっている「WiMAXにモードを固定して通信する」ということは、HWD14／HWD15／NAD11の旧機種(下り最大220Mbps非対応機種)にSIMカードを差し替えて使うことで実現できる。

WiMAX 2+対応機種の対応モード一覧

モード／端末	通信速度 (下り最大)	ノーリミット	ハイスピード	ハイスピードプラスエリア
HWD14	110Mbps	○	○	○
HWD15	110Mbps	○	○	○
NAD11	110Mbps	○	○
W01	220Mbps		○	○
WX01	220Mbps		○
URoad-Stick	110Mbps	○	○
URoad-Home 2+	110Mbps	○	○

引き続き「通信速度制限なし」で利用できるWiMAXでの通信だけれど、上記の表を見てもわかる通り、最新のモバイルWi-Fiルータ(WX01／W01)では「ノーリミットモード」に非対応となっている上、W01に関してはそもそもWiMAXの通信方式自体に非対応。

UQコミュニケーションズとしても、WiMAX 2+のキャリアアグリゲーション対応エリアの拡大に伴って、WiMAXに関しては従来の下り最大40Mbps → 13.3Mbpsへの低速化エリアが広がる予定となっているため、「制限が無いからWiMAXを使う」という使い方が長期的にベターかどうかは悩ましいところ。

WiMAX 2+対応機種の白ロムは、WiMAX対応機種の価格が若干値上がり(あるいは在庫が少ない)傾向にある。

NAD11の白ロムについては以下。(カラー別に販売ページが異なる)