ジェットスター「Club Jetstar」を刷新、入会金&年会費を値上げ、会員限定セール廃止、受託手荷物・座席指定は20%割引

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ジェットスター・ジャパンは、有料会員プログラム「Club Jetstar」のプログラム内容を刷新。

入会金&年会費はそれぞれ3,900円前後に値上げされ、従来の目玉であった「有料会員限定セール」が廃止される。

一方で、有料会員限定セールではないものの、会員特別価格で航空券が購入可能となるほか、一部のセールに通常会員よりも早く(具体的にどの程度早いのかは不明)予約・購入が行えるようになる点や、受託手荷物や座席指定のオプションが20%割引される点がメリットとされている。

ジェットスター・ジャパンの「Club Jetstar」詳細は以下にて。
Club Jetstar Japan | ジェットスター

「Club Jetstar」新旧プログラム比較

■新旧プログラム比較
新旧プログラム比較

「会員特別価格」 = 「通常運賃の最低料金?」

プログラム刷新後の目玉と言える「会員特別価格」として掲載されている運賃は、「Starter」の通常期運賃の最低価格となっており、通常期運賃の最低価格よりも更に割安な運賃で購入できるわけではない。
※少なくとも、現時点で「Club Jetstar」会員特別価格として記載されている価格は。

■「Club Jetstar」会員特別価格
会員特別価格

■ジェットスター:「Starter」通常期運賃
ジェットスター:「Starter」通常期運賃
掲載元:ジェットスター:「Starter」通常期運賃

さらに、「会員特別価格」についても、最低価格での購入が保証されているわけではない。

その旨は「Club Jetstar」の紹介ページにも記載されており、「会員特別価格が適用されない日、フライトがあります。」とされているため、基本的に「繁忙期を安く購入する」のは難しそう。

販売数には限りがあります。会員特別価格が適用されない日、フライトがあります。

常に「座席指定」や「受託手荷物」を預けるユーザはメリットあり?

今回のプログラム改訂によって、座席指定・受託手荷物のオプション料金が20%割引となるため、ジェットスター・ジャパンを頻繁に搭乗し、なおかつ座席指定や受託手荷物などのオプションを毎回購入する場合は、旧プログラムよりもメリットが大きくなる。

ただし、ジェットスター・ジャパンの座席指定料金および座席指定料金は、路線毎に料金が異なっている上に、通常期・繁忙期でも料金が異なるため、料金体系が複雑で「20%割引でいくらやすくなるのか?」を計算するのがやや難しい。

■ジェットスターの座席指定料金
ジェットスターの座席指定料金
掲載元:ジェットスター・ジャパン 日本国内線 料金表(PDF)

成田↔関西を例にすると、通常期のスタンダード・シートの料金は480円に設定されているため、「Club Jetstar」による割引は1回(片道)あたり約100円。少々乱暴ながら、仮に座席指定料だけで元を取ろうとすると、約40回の搭乗で「元が取れる」計算となる。

ジェットスター・ジャパンのプレスリリースは以下にて。
ジェットスター・ジャパン、有料会員プログラム「Club Jetstar」を 約 3 年ぶりに刷新