エアアジア・ジャパンのCEOが交代/有料座席利用率は苦戦

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就航開始から4ヶ月で、エアアジア・ジャパンのCEOが交代する事が発表されている。

エアアジアのプレスリリースは以下より。
エアアジア | プレスリリース | エアアジア・ジャパン 役員体制の変更について

AviationWireによるニュース記事は以下より。

エアアジア・ジャパン、新CEOにオペレーション責任者の小田切氏 岩片氏は会長に

エアアジア・ジャパン(WAJ)は12月17日、経営体制の変更を発表した。最高経営責任者(CEO)にこれまでオペレーション部門統括責任者兼安全統括管理者だった小田切義憲氏が就任。2011年8月の創業時からCEO職を務めてきた岩片和行氏は取締役を外れて会長に退き、取締役の人数も10人から7人に減らした。

季節的な要因も影響は大きいけれど、エアアジア・ジャパンの有償座席利用率は8月の就航開始から4ヶ月連続で低下しており、ジェットスター・ジャパンと比べて平均で10%以上の差が出ているとのこと。

WAJのロードファクター(L/F、有償座席利用率)は就航した8月が84.4%、9月が68.3%、10月が56.9%、11月が55.9%で平均65.4%、利用者数は約20万人。世界的に低コスト航空会社(LCC)では、採算面で75%以上のL/Fが求められ、エアアジアグループ各社の平均は80%。競合するジェットスター・ジャパン(JJP)は就航した7月からの平均L/Fが76.4%で、10%以上水をあけられている。

■エアアジア・ジャパン 有償座席利用率
8月:84.4%
9月:68.3%
10月:56.9%
11月:55.9%

直近で搭乗したエアアジアの便は成田 ⇔ 釜山のJW 885/884便だけれど、確かにどちらもかなり空席が目立っていたし、国内線についても他社より空席が多いように感じていたけれど、数字的にも苦しい数字となっている模様。

国内線でエアアジアとジェットスターを比較すると、

成田 ⇔ 福岡
成田 ⇔ 那覇

の両方の路線で、2往復/1日ずつジェットスターの方が便数が多く設定されており、時間帯もジェットスターの方が使いやすい事が多いように思う。

LCCの航空券は片道ずつ購入する事が可能なので、往路はエアアジア、復路はジェットスターという組み合わせも可能だけれど、少々手間がかかるし、基本的には往復共に同じ航空会社で予約する。という方が多いのではと予測。

■エアアジア/ジェットスターの国内線の本数比較

区間 エアアジア JetStar
成田⇔ 新千歳 1日3往復 1日3往復
成田⇔福岡 1日2往復 1日4往復
成田⇔那覇 1日1往復 1日3往復
合計 6往復 10往復

※2社が共通で就航している路線のみ。

エアアジア・ジャパンでは『マレーシアのシステムを利用しているため、Webサイトが使いにくいと指摘されている』とコメントしているけれど、ジェットスターだって基本的には世界共通のWebサイトから予約を受け付けており、こちらはエアアジアよりも使いやすいと言えるので『マレーシアのシステムを利用しているため』に使いにくいのではなく『使いにくいWebサイトだから使いにくい』という事に過ぎないのではと思う(^ ^;

WAJはウェブサイトで航空券を販売しているが、本国マレーシアのシステムを利用しているため、日本の利用者からは使いにくい点があると指摘されている。小田切CEOによると、画面表示などを使いやすいものに改修していくという。販売チャネルについては、クレジットカード以外の決済や旅行会社経由の販売を検討する。

エアアジアの航空券は何度も購入しているので、使い勝手などなども慣れているけれど、当初はWebサイトの使い勝手に慣れなかったのと、何となく不安があったのでExpedia経由で予約を行う事があった。
※エアアジアの航空券は、キャンペーン料金も含めてExpediaで予約可能な事が多い。

Webサイトが使いやすくなるのは、利用者としては大歓迎なので使いやすいエアアジアのWebサイトがもっと使いやすくなる事に期待したい。(とは言っても、最近リニューアルしたばかりだけれど…)

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