伊丹空港に設置された「スマートレーン」を使ってみた

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伊丹国際空港を利用する機会があったので、国内線では初めて(国際線では関空が初)設置された「スマートレーン」を使ってみた。

■伊丹空港に設置された「スマートレーン」を使ってみた
伊丹空港に設置された「スマートレーン」を使ってみた

スマートレーンによるセキュリティチェックは、従来のセキュリティチェックよりもレーンが長くなっており、セキュリティチェックの所要時間が従来よりも短縮されるとのこと。

関空に日本初の「スマートセキュリティー」–待ち時間が1/3に短縮 | マイナビニュース

さらに、従来の日本の空港のレーンの長さは7mであるのに対し、スマートレーンは17mある。そのため同時に複数の人々がレーンを使用でき、さらに上着等の着脱をするスペースが広くなる。

ただし、実際に使ってみた感想としては、待ち時間が短縮されたという実感は無かった上、スマートレーンを利用する上でいくつか不安に感じるポイントがあった。

1点目は、レーンの長さが長くなっている分だけ、従来型のセキュリティチェックよりも早いタイミングで荷物をレーンに載せる必要があり、その間はスマートフォンなどの電子機器などが一切使えなくなるため、「何も出来ない待ち時間」が従来よりもかなり長くなるように感じた。(これは、運用開始から間もないために、空港職員および乗客の両方が慣れていないことが要因の一つと言えるかも。)

加えて、レーンに載せた荷物は検査のために目の届かない範囲へ流れていくので、荷物の盗難にあうリスクが高くなるのと、悪意ある第三者によって不審物などを荷物に入れられるリスクが高くなる。という点。

個人的には、セキュリティチェックで荷物が盗難にあったという経験は無いものの、そういった話を耳にしたことはあるし、少し前にはマニラ(フィリピン)の空港で、乗客の手荷物に身に覚えの無い銃弾が入れられる。という事件が頻発して国内メディアでも報道されることがあった。

【軍事ワールド】銃弾をラップで防ぐ!…フィリピン・マニラ空港、「弾丸恐喝」の〝闇〟 英雄パッキャオが参戦(1/5ページ) – 産経WEST

そんなわけで、セキュリティチェックの時間が短くなるのであれば(今回はそうは感じなかったけれど)大歓迎だけれども、少なくとも今のところはメリットよりもデメリットの方が大きい感じで、個人的には積極的に利用したい!と思うことは無かった。