ドコモ・バイクシェアが東京エリア9区（千代田区・中央区・江東区・港区・新宿区・文京区・渋谷区・品川区・大田区）で提供中の自転車シェアリングサービスのうち、新宿区内の全ポートを66円（税別）で訪問してみた。
■新宿区自転車シェアリング、中井駅北（D7-03）
新宿区の自転車シェアリングサービスは、2016年10月より提供されている。利用料金は、1日パスが1,500円、1回会員は最初の30分間150円、以降30分毎に100円、月額会員は基本料金が2,000円で、最初の30分間は無料。以降30分毎に100円。
※料金は税別表記。
■新宿区自転車シェアリング料金
通常、自転車のレンタルが長時間におよぶ場合は「1日パス」を購入するのがオーソドックスな方法。ただし、東京都エリアでの1日パスの料金は1,500円/日。公共交通機関が充実している東京都心部での移動手段として考えると割安感が無い。
一例を挙げると、東京都内の公共交通機関の1日券の販売価格は、都営地下鉄の1日乗車券は700円、東京メトロの24時間券は600円、東京メトロ・都営地下鉄・都電・都バスが乗り放題になる東京フリーきっぷが1,590円。
そこで目を付けたのは、「月額会員」の基本料金（2,000円/月）が日割りされることと、月額会員の「1回のレンタルが30分以内なら、何度使っても無料」というサービス仕様。
■2,000円/月の「月額会員」に申し込み
月額会員の基本料金（2,000円/月）が日割りされるため、1日あたりの料金は約65円。これは、1回会員向けの料金である「最初の30分間150円」と比較しても半額以下で、かなり割安な価格設定と言える。
1回会員が自転車をレンタルする最低コストが150円なのに対して、月額会員の基本料金は1日あたり約65円のため、自転車を利用することが確定している場合は、1回会員としてレンタルするよりも「1日だけ月額会員」でサービスを利用する方が割安。
■30分以内にポートに返却すれば延長料金は発生しない
月額会員に登録した上で、「レンタル開始から30分以内にポートに戻って返却する。」を徹底すれば、追加料金（30分ごとに100円）は一切発生せず、使い方次第では1,500円/日の「1日パス」のように使うこともできなくはない。（その都度ポートに返却するのは割と面倒だけど…。）
ただし、プラン変更は1カ月あたり最大で10回までしか行えない。よって、1回会員から月額会員へ変更、さらに1回会員へ戻す。というプラン変更の手続は1カ月あたり5回までしか行えない。
→プラン変更は「月に最大2回まで」に変更されたので修正。
それでも、毎週土日だけ「月額会員」登録することは可能で、この場合の基本料金は約65円×2日間（土日）×4週間 = 520円の計算になる。
当然ながら、ポート同士の距離が離れていれば「30分以内に返却する」は難しくなるし、ポート同士の距離が近ければ難易度は低くなる。
結論からいうと、新宿区内のサイクルポートで「最寄りのポートまで30分」以上を要するポートは無く、ポート間の距離が最も長いと思われる「D7-05.西落合図書館」から「D7-02.セブン-イレブン 新宿中落合3丁目店」でも、電動アシストつき自転車での所用時間は約12分ほどだった。
（逆方面では上り坂になるので、所用時間が多少長くなる。それでも20分あれば余裕かなと思う。）
スマホマウンタが便利だった
自転車のレンタル・返却を行うポートを探すのに役立ったツールは、自転車にスマートフォンを取り付けするマウンタ。特にコダワリがあって購入したわけではないけれど、友人の薦めでSpigenのスマートフォン用マウンタを使用。
Amazonでの販売ページは以下。販売価格は1,300円ぐらい。
取り付け/取り外しにドライバーなどなどが不要なのでお手軽。（その代わり、自家用自転車に装着しっぱなしにして盗難される可能性はゼロではない。）
マウンタにスマートフォンを取り付けして、GoogleMap上にサイクルポートを表示、画面を常時点灯する設定にすることで「現在地とポートがいつでも確認できる」環境を整えた。
というのも、ポートの位置や行き先を確認するために、自転車で移動中（停止中）に、カバンやポケットに収納したスマートフォンを取り出す→端末のロックを解除して現在地と目的地（ポート）の位置を確認→再度カバンやポケットに収納を繰り返すのは、回数が多ければ多いほど手間。
この一連の手順を一切不要にしたマウンタは、今回のように多数のポートを巡って移動するには非常に便利。ポートマップの表示は、ドコモ・バイクシェア公式のアプリではなく、GoogleMapの「マイマップ」に、ポートマップを表示させた。
ドコモ・バイクシェアの公式アプリではなくGoogleMapを使った理由は、GoogleMapでは地図の拡縮をしてもポートの位置が再描画されることなく、ストレス無く現在地とポートの確認が行えるため。（ドコモ・バイクシェアも早くこの仕様に対応して欲しいところ。）
ドコモ・バイクシェアのポートマップ（東京都エリア）は以下。
東京自転車シェアリング ポートマップ/Tokyo Bike Share Station Map – Google マイマップ
新宿区の48ポートを回って感じたこと
新宿区自転車シェアリングの全ポートを巡って実感したのは、セブンイレブンの店舗など小規模なポートには、レンタルできる自転車が配備されていないケースもあり、レンタルできる自転車が無く、なおかつ近くのポートにも自転車が無いと、移動手段の信頼性としてはイマイチ。
今回、GW連休期間中の土曜日（日中時間帯）に確認した限り、新宿区内の自転車ポート48ポート中のうち、6ポートはレンタル可能な自転車が無かった。（もちろん、常に無いという意味では無いけれど…。）
また、新宿区内でもポートが多数あるエリアと、そうでないエリアははっきりと別れていて、北西にある落合エリアや、若松エリア、箪笥エリアにはほとんどポートが設置されていない。
当然ながら、ポートが多数あるエリアでは一定数以上の利用者を見かけた一方で、ポートが少ない・空白になっているエリアでは自転車シェアリングの利用者を見かける機会は少なかった。
新宿区内でポートが集中しているのは、区内最大のターミナル駅である新宿駅から東西に一駅離れたエリアで、大江戸線の都庁前駅や、新宿線の新宿三丁目駅付近では、自転車シェアリングサービスの利用者を多く見かけた。「ポートが集中しているエリアでユーザーが多い」という傾向は他区でも同様と思われる。
「新宿区自転車シェアリング」の全ポート
「新宿区自転車シェアリング」の全ポートを写真で紹介。
■D1-01.花園西公園
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■D1-02.四谷特別出張所
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■D1-03.新左門児童遊園
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■D1-04_四谷見附公園
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■D1-05.ホテルウィングインターナショナルプレミアム東京四谷
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■D1-06.四谷第六小学校北
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■D1-07.Belleビル（ベルビー新宿）
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■D1-08.新宿歴史博物館
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■D1-09.NTT四谷ビル
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■D2-01.あずさセンタービル（軽子坂通り）
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■D2-03.セブン-イレブン 新宿水道町中央店
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■D2-04.セブン-イレブン 新宿築地町店
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■D2-06.飯田濠
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■D2-07.ファミリーマート東五軒町店
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■D2-08.旧市ヶ谷商業高校
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■D2-09.セブン-イレブン 新宿岩戸町店
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■D3-01.リーガロイヤルホテル東京
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■D3-03.甘泉園公園
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■D3-04.鶴巻南公園
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■D3-06.セブン-イレブン 高田馬場3丁目中央店
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■D3-07.戸塚特別出張所
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■D5-01.新宿コズミックセンター
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■D5-02.セブン-イレブン 新宿大久保通り店
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■D5-03.北新宿公園
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■D5-04.西戸山公園野球場
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■D5-05.中央図書館
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■D5-06.NTT新宿ビルA
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■D6-01.新宿区役所本庁舎
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■D6-02.新宿区役所第二分庁舎
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■D6-03.新宿中央公園（ポケットパーク）
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■D6-04.新宿中央公園（ちびっこ広場）
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■D6-05.新宿中央公園（水の広場）
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■D6-06.新宿中央公園（エコギャラリー下）
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■D6-07.新宿フロントタワー
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■D6-08.新宿イーストサイドスクエア
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■D6-09.ホテルたてしな
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■D6-10.ホテルサンライト新宿
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■D6-11.ホテルリステル新宿
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■D6-12.東京ビジネスホテル
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■D6-13.新宿中央公園（ジャブジャブ池下）
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■D6-14.新宿ファーストウエスト
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■D6-15.住友不動産西新宿ビル
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■D6-16.FORECAST SHINJUKU SOUTH
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■D7-01.下落合図書館
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■D7-02.セブン-イレブン 新宿中落合3丁目店
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■D7-03.中井駅北
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■D7-04.セブン-イレブン 新宿下落合3丁目店
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■D7-05.西落合図書館
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