一部のiモード端末が対応している「アクセスポイントモード」(Wi-Fiルータとして機能するモード)だけれど、F-09Cでは海外のSIMロックを解除した状態でも、現地のSIMカードでの利用ができない事がわかった。
■確認した内容と結果
docomo SIM + 国際ローミング:接続不可
SIMロック解除済みの端末 + 現地SIM:接続不可
SIMロックを解除したF-09Cに海外SIMを入れても、「国際ローミング中のため利用不可」の表示orz
⇒docomo SIMを入れて国際ローミングで使っても同じエラーメッセージ。
実はこれは個人的にはかなり予想外で、(当然利用できると思っていた)利用できないことが痛くショック。
スマホの場合、SIMロック解除の有無に関係なくテザリング時のAPNがdocomo指定のものになるため、docomoのSIM以外からのテザリング利用が不可能。という事は認識していたんだけれど、iモード端末のアクセスポイントモード(F-09C)でも「海外利用が不可」という一括りになっているとは、予想していなかった。
「そんなの聞いてないよー」
という思いを抱きながら、docomoの公式FAQを調べていると、アクセスポイントモード搭載機種の一部は、海外での利用が不可。と記載されていた。
docomo PRIME series F-01C、F-06B、SH-01Cのアクセスポイントモードは、海外では利用できません。
…おそらく、F-09Cはこれに該当すると思われる。
ちなみに、その他の端末で言うと、N系端末であれば「PPP接続のみ」利用可能であるとのこと。
docomo STYLE series N-02C、docomo PRIME series N-02B、N-04B、N-06A、およびdocomo PRO series N-08BのアクセスポイントモードはPPP接続のみ利用可能のため、海外で一般的に使用されているIP接続では利用できません。
PPP接続とIP接続について、どっちがどのぐらいサポートされているのか?については詳しく知らないのだけれど、
・機種によってはそもそも海外利用が不可能
・利用できる端末でも、制限がある
ということで、
「スマホテザリングと違って、海外利用でも制限が無いアクセスポイントモード素敵!」と思い込んでいたのが、「実質、海外では使いものにならい機能」に一気に格下げの結果にorz
docomo製のモバイルWI-Fiルータを海外に持って行ったら、海外パケ・ホーダイで問題無く利用する事ができるのだから、アクセスポイントモードについても、頑張ってサポートして欲しかったなぁ…。
*docomoのスマホと違って、固定APNで云々。という事無く、アクセスポイントモードはAPNをユーザ側で編集する事ができるので…。