スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術(Amazon)
9つの章に分かれて、52のスピードハックスが取り上げられている。その中で記憶に残っているもの。有用だなーと感じているものをご紹介。シゴタノ! – 仕事を楽しくする研究日誌を運営する大橋悦夫氏の書籍。
有限である時間とやる気を効率的に使って、いかに仕事の生産性を高めていくか。というスピードハックスについて、9つの章・52のスピードハックスを取り上げている。以下、気になった項目のメモと私的考察
- 作業時間は分単位で見積もる
- 完璧主義をやめるといいことがある
- 似た作業はまとめて同じ時間帯にこなす
- 考える作業と手を動かす作業をわける
- 「うるさい情報」から逃れるには?
1時間以上の作業時間見積もりは、たいてい正確ではなく、外れる可能性が大きくなる。人が一度に把握できる作業量は、分単位である場合が多い。
との事。確かに小さい時間の把握の方が正確で、大きな時間の見積もりはあまりアテにならない。
完璧主義的なゴール = 非現実的なゴール
だとすれば、非現実的なゴールそのものにあまり意味が無く、現実的なゴールの設定が重要である。非現実的なゴールの設定によって、プライドを傷つけると、仕事の処理能力は低下する。
目標は、ちょっと背伸びして届くくらいの設定がちょうどいいかも。
プロジェクトや案件別ではなく、実行するタスクの分類によって、グループ化を行い、まとめて効率化すると、一定の頭の使い方をすれば済むようになり効率化できる。という論拠。
外出が多い営業マンにとっては、似たような作業かどうかという分類もそうだけれど、外出先で社内のリソース(ヒト・情報資源)にアクセス出来るかどうかというのも重要な気がしている。
手を動かしながら考えるのは、頭の中に材料が用意できている場合は良いものの、そうでなければ後戻りの工程が増えて、ムダが多くなってしまうという理論。
いくら考えてもわからなければ一度考えるのをSTOPして、手を動かし成果物が出来上がってから再度考える。という僕のやり方はこれに通ずるものがある。
オフィスでの電話・大量のメールから逃れて一つの仕事に没頭するには、外部からの情報流入を極端に制限すると良い。
そのために、例えばオフライン環境で仕事をする(調査しながらの作業ではなかなか難しいが)とか、メーラーの巡回機能を停止するとか、オフィスから出て近くのカフェで仕事をするなどがあげられている。
Becky!ユーザーの自分としては、新着メールの情報を表示してくれる、普段は非常に便利なプラグインBecky! Simple Popup Biff Plug-inをOFFにするのが最も効果的である事は実証済み。
外部からの情報流入を断つという意味では、受験生が携帯の電源をOFFにするのと同じかな。
他にも色々なアイデアが紹介されているので、仕事の生産性に興味のある方(特にデジタルワーカーな方)は一度読んでおく事をオススメ。
どうも仕事が効率的に進まないなー。と感じたときに振り返るような、そんな書籍。
スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術(Amazon)
◆関連リンク◆
シゴタノ! – 仕事を楽しくする研究日誌