日本のケータイが否定的に『ガラパゴス』と呼ばれるようになってきたけれど、どうしてもこの言葉が好きになれないのはなんでだろう。
と言う思いを漠然と抱えていたんだけれど、普段見ているBlogで思想が近いエントリを発見したので紹介させていただく。
なんか、海外と比較した時に日本のサービスが劣る点を語る時に「ガラパゴスw」と言っておけばいいみたいな。ただ単に、海外の端末にあこがれるヲタのストレス発散のための呪文にしか聞こえません。しかも、この単語を否定的な意味で多用するヒトに限って、自らがガラパゴスと呼ぶ日本の携帯電話市場の、日本に最適化されていて素晴らしいと思われる点をまず語らない。なんか否定的な正論を並べてまくしたてるだけまくしたててガラパゴスって締めくくれば、鋭い目線で日本携帯業界を切る辛口コメンテーターの出来上がりかよと。ま、素晴らしい点って何?って聞かれると困るわけですがw
確かに日本のケータイのビジネスモデルは海外と比べると特殊な点はあるけれど、だからこそ数多くのコンテンツが生まれて便利に使われている。
という点は無視できないわけで、『ガラパゴス』という一言が日本のケータイの問題点や、優位点をかき消してしまって、『あぁ。ガラパゴスだもんね日本は。』みたいな安直な空気を何となく作り上げてしまうのがとても怖いなと思う。
で、以前紹介したエントリを再度紹介。
ガラパゴス・ケータイ?と言われるが「ドバイ・ケータイ」の方がピンとくる!
『ガラパゴス・ケータイ』という言葉に共感できるのは、年齢層としては日本のケータイを使いこなせていない世代(なんとなく20代以降のイメージ)で、トラフィックの8割位を生み出しているんじゃないかと勝手に思っているケータイヘビーユーザと言える10代後半のユーザには、全く馴染まないんじゃないだろうか。と思えてきた。
という事で是非とも『ガラパゴス・ケータイ』という表現が馴染むかどうかを、年齢別にアンケートして欲しい。