2010年9月の携帯電話契約者数が発表された。
9月の純増シェア1位はソフトバンク、spモードは27万件に – ケータイ Watch
と言う事で、2010年度の上半期が終わったところで、各社の純増数を前期比でまとめてみた。
■2009年度/2010年度上半期の純増数比較
キャリア名 | 2009年度上半期 | 2010年度上半期 | 年間成長率 | ||
---|---|---|---|---|---|
純増数 | 純増シェア | 純増数 | 純増シェア | ||
NTT docomo | 585,800 | 28% | 812,500 | 26% | 139% |
KDDI (ツーカー含) |
389,900 | 19% | 418,800 | 14% | 107% |
SoftBank | 684,000 | 33% | 1,597,600 | 52% | 234% |
WILLCOM (PHS + 3G) |
-71,600 | -3% | -334,800 | -11% | 468% |
イー・モバイル | 487,500 | 23% | 389,000 | 13% | 80% |
UQ Com | 0 | 0% | 186,800 | 6% | 0% |
合計 | 2,075,600 | 3,069,900 | 148% |
全体で言うと、6か月間での純増数が09年度の約200万⇒10年度約300万と1.5倍と、携帯電話契約者数が1億を超えてなお伸び続けているのには驚き。
キャリア別にみると、最も成長率が高かったのがソフトバンク。
前年度68万純増⇒今年度約160万純増と、前年同期比で90万件近い上積みをしている。10年度上半期における純増シェアも、50%超と純増数の上では絶好調。下期もこの調子なのかなぁ?
月別の数字を見ても、6月以降の数字が好調というところで、やはりiPhone 4の効果が大きいと思われる。実際、街中でiPhone 4を見かける比率は異常に高いと感じていて、iPhone 4販売によって国内のiPhone販売台数がどうなっているのか?は非常に興味深いなと思っている。
逆に、5キャリアの中で唯一純減しているのがWILLCOMで、09年度から10年度にかけて純減数が約4.5倍になってしまっているorz
なかなか明るい材料が無いところではあるけれど、地域限定で始まっている『誰とでも定額』の全国展開による起死回生が残された手かなぁ…。
個人的には通話&メールしやすい機種(古いけどWX300Kとか?) + 誰とでも定額の組み合わせが格安で使えれば、ある程度まとまったニーズを掘り起こせるんじゃないかなぁとか思っていたりする。
その他キャリアでは、唯一前年度と比較して、純増者数が伸びなかったのはイー・モバイル。
同社の主力製品と思われるPocket WiFi(D25HW)の発売は2009年10月末なので、10年度上期の数字にも良い影響が出てるのかなー。と思いきや、純増数では前年負けになっていたのが意外。
Pocket WiFiよりも『100円パソコン』的なキャンペーンの方が、販売台数的には伸びたのかも?
という点と、2009年7月からはdocomoの『定額データ スタンダード割』が開始されており、これまで独占していたデータ通信向け市場でdocomoにユーザを奪われているのかも。
と言う訳で、2010年度の上半期が終わったところで、各キャリア毎の純増を前年同期と比べてみましたー。