FacebookがWebブラウザのOpera Softwareを買収検討?という記事をEngadget Japaneseが報じている。
Facebook が Opera Software 買収を検討中? – Engadget Japanese
IPOを果たしてさらに勢力拡大を進める Facebook が、今度は Opera の買収を検討しているといううわさが出てきました。リンク先 Pocket-Lint が匿名ソースの証言として伝えるところによると、Facebook は Opera の買収で独自のウェブブラウザを開発し、デスクトップおよびモバイルで Chrome や Safari 、IE、Firefox などと競合するブラウザ市場への参入を検討しているとのこと。
Facebookがプラットフォーム化を目指すにあたって、何らかのWebブラウザを提供する。
という戦略はありえるけれど、それ以前に現時点でのOperaでのFacebookの使い勝手はお世辞にも良いとは言えなくて、普段はOperaをメインで使っているけれどFacebookはChromeを使う。などという使い分けをしているような状態だったりするので、この組み合わせはなんだか不思議(^ ^;
まぁ買収後にFacebookでの使い勝手を思いっきり改善していく。という前提なのかもしれないけれど…。
ちなみにOperaの買収関連で言うと、以前はGoogleやMicroSoftがOperaを買収か?というような噂が流れた事があった。(2005年12月頃)
当時のCNETの記事は以下より。
オペラ、マイクロソフトによる買収のうわさを否定 – CNET Japan
MicrosoftがOpera Softwareを買収するのではという憶測が流れていることについて、Operaは、いかなる企業からも買収の申し出を受けていないと述べ、これを否定した。
米国時間23日に表面化した憶測は、Googleより好条件を提示したMicrosoftが、Opera買収の最終段階に達しているというものだった。
当初は、Googleが買収か?という噂からスタートしたけれど、今のところどちらにも買収されず、その後Googleは自社ブラウザとしてChromeをリリースしているし、Operaのほとんどの国のバージョンのデフォルトの検索エンジンはGoogleになっていて、Webブラウザという意味では競合しているけれど、検索連動広告の部分では引き続きパートナーであるような関係が続いている。
Operaに関して言うと、創業者かつ前CEOだったJon S. von Tetzchnerさんが2010年にCEOを退任して、その後『取締役会と仲違いして』(TechCrunch JAPANの表現)退任した。というあたりから、製品の改善スピードは落ちているような気がしていて、Facebookに買収された場合、Facebookの利用に特化したWebブラウザになっちゃうのかなぁ…とかいちユーザとしていろいろ考えたり。
TechCrunch JAPANの記事は以下。
OperaのファウンダJon S. von Tetzchnerが取締役会と仲違いして退社