JailBreak不要でiPhoneがMacの回線になる『t.free』が提供開始

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国内のiPhoneでもJailBreakせずにMacとのテザリングが可能な『t.free』というサービスが開始されている。

t.free [テザーフリー] by connectFree

普段SIMロックフリーのiPhoneを使っていると、KDDI/SoftBankから発売されている国内のiPhoneは(公式には)SIMロックが解除できない上に、テザリングについても塞がれているという事をあんまり意識していなかったし、SIMロックフリーiPhoneで実際にテザリングを利用する機会が多い/少ないで言うと、あんまり多くは無かったりする。
※Wi-Fiルータを別途持っているからという理由もあるけれど

現時点でt.freeがサポートしているのはMacだけで、AndroidスマートフォンやiPadなどなどの回線としては使えないという事で、利用シーンが基本的に『座って作業できる場所』に限定されるため、利用シーンはそれほど多くないように思うし、座って作業が出来る場所であれば、Wi-Fiサービスが利用できるお店も多くなっているので、わざわざiPhoneの回線でテザリングを使う必要性が薄いような気がするし、t.freeでテザリング利用中については、iPhoneのSafariを立ち上げておく必要があり、基本的に他のアプリケーションが利用出来ない。という面で、やや使い勝手が良くないという面もあるので、なかなか使いどころが難しそう。

t.freeは、本来禁止されているテザリング利用が可能になるという事で、テザリングを禁止しているキャリア側にとって大きなインパクトがあるかっていうと、通信量が多いユーザにはキャリア側通信速度の規制が行われるので、『PCとの接続は通信量が多いからネットワーク側への負荷が云々』という理論は、実はもうあまり意味が無いように思うので、t.freeに対してキャリア側が目くじらを立てて禁止したりはしないんじゃないかな。というのが個人的な見解。
※技術的にも、キャリア側から強制的に禁止する事が難しいと予想しているので。

■KDDI/SoftBankの通信速度規制
[KDDI]
条件:直近3日間で300万パケットを超えた場合
内容:下り通信速度を制限する
参照:インターネット接続サービスにおけるデータ通信速度制御のauスマートフォンへの適用開始について | 2011年 | KDDI株式会社

[SoftBank]
条件:前々月の通信量が1,000万パケットを超えた場合
内容:一時的に通信速度を制限する場合がある
参照:パケット定額サービス|SoftBank 携帯は、ソフトバンクのオンラインショップで!|ソフトバンクモバイル

とはいえ、『もしもの時にiPhoneでテザリングが使える』というのは『転ばぬ先の杖』的な意味では便利とは思うので、準備しておくだけの価値はあるかと思う。

ただ、提供元のコネクトフリー社と言うと、以前提供していたサービスでのユーザ情報の無断収集&アフィリエイトリンクの書き換えというような過去があるので、個人的には信用はしていないし、t今のところt.freeを使うつもりは無い。

コネクトフリーのユーザ情報無断収集については、INTERNET Watchにて。
公衆無線LAN「コネクトフリー」、ユーザー情報を無断収集していたとして謝罪 -INTERNET Watch

技術的には結構面白いな−。とは思っているので、前回の反省を踏まえて頑張って欲しいという思いはありつつ、とりあえずは静観の予定(^ ^;

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