docomoの2012年度 第1Qの決算発表会で気になった数字のメモ。
決算説明会資料(PDF)は以下より。
2013年3月期 第1四半期決算説明会資料(docomo)
スライドNo.3より
端末販売台数の約半数がスマートフォンになっている。
Xi契約数は2012年度第1Qの時点では332万だけれど、7/22(日)付けで400万契約を突破したことが明らかにされており、一気にXi契約数が増えている事がわかる。
関連エントリ:Xi契約数が400万契約を突破 300万契約から約1ヶ月半 | shimajiro@mobiler
スライドNo.8より
全体解約率:0.74%
プリペイドデータプランを除いた解約率:0.67%
プリペイドデータプランを除いた解約率が0.67%となっている。過去の通年のデータと比較すると、やや高めの水準かも。
スライドNo.15より
2012年度 1Qのスマートフォン販売のうち、約4割がXi端末となっている。
スライドNo.16より
2012年度 1Q終了時点でのXi契約数は332万契約。
その後、7/22日(日)付けで400万契約に到達している事が発表されているので、22日間で約70万契約が増加した計算になる(^ ^;
Xi対応基地局数は2012年度 1Q終了時点で9,800局で、2012年度末には2倍強の21,000局に到達の予定と言う事で、Xi対応基地局の増加は急ピッチで行われていく模様。
ただ、KDDIは12月予定だったLTEの開始タイミングを早めるという方針を、12年4月の時点でコメントしており、基地局数もかなり多く準備してからの展開になる事が予想されるので、KDDIのLTEサービスにも期待できそう。
KDDI、LTE展開を前倒しに――当初予定の12月より早く – ITmedia +D モバイル
スライドNo.30より
ローソンとの提携などによって、アクセスポイント数を急増させているdocomo Wi-Fiのアクセスポイント数は14,200スポットへ拡大しており、2011年度末比で約1.5倍。
12年度末には12〜15万スポットを目指しているとのことなので、1Q終了時点と比較して、約10倍前後の数字を計画している。
docomo Wi-Fiのアクセスポイント数は、SoftBankやKDDIと比べて少なかったのは事実ではあるけれど、とはいえローソンがdocomo Wi-Fiのエリア化されても、少なくとも平常時にローソンでdocomo Wi-Fiを使うシーンが思い浮かぶかというと、全く思い浮かばなかったりするわけで(無理矢理使えない事も無いけれど)、そういう意味ではdocomo Wi-Fiも『アクセスポイント数を増やす事が第一』で『実際にユーザがその場所で利用するのかどうか』はあまり考えてはいないんじゃないかと思う程『アクセスポイント数』にこだわっているように思える。
docomo Wi-Fiはローソンとの提携によってアクセスポイント数を一気に伸ばしているけれど、ローソンの店舗数は全国で約10,000店舗となっているので、全国のローソンにdocomo Wi-Fiが導入されたとしても、年度末の目標である12〜15万スポットには遠く及ばないので、ローソンの他にも大規模な全国チェーン店への導入が進んでいくのかも。その場合はぜひとも『ユーザが実際に使う事が予想される店舗』への導入をお願いしたいなと。
ローソンの店舗数については以下より。
売上高/店舗数 – ローソン
全国 計 10,457
スライドNo.45より
Xi端末の販売台数は1Qの合計で約120万台となっており、内訳は以下。
新規契約:46万
契約移行:68万
Xiでの買増:4.8万
FOMAスマートフォンからの移行が大半かなと思っていたけれど、Xiでの新規契約も40%近くあるのは意外。
プラスXi割でのタブレットだったりモバイルWi-Fiルータの販売が、意外にうまくいっているのか、端末を新規契約で購入するユーザが多いのか、その内容については不明。