ソフトバンクモバイルの契約件数が3,000万契約を突破した事が、孫社長のツイートによって明らかになっている。
該当のツイートは以下。
昨日8/11(土)にソフトバンクモバイルの契約者が累計3,000万人を突破しました。ボーダフォンJAPANの買収時点から約2倍の契約者数に。電波改善やサービス内容の改善に取組み、更に精進して参ります。宜しくお願いします。
— 孫正義 (@masason) August 12, 2012
『累計3,000万人』とツイートしているけれど、2012年7月末時点での契約者数が2,920万件となっているので、正しくは『3,000万契約』と考えて間違いないと思う。
対応エリアが、大手3キャリアの中では狭かったり、通信品質が悪いという批判を受ける事も多いソフトバンクモバイルだけれど、Vodafone買収時点での契約件数1,500万契約を約2倍に増加させたのは、お世辞抜きに素晴らしい結果と思う。
Vodafoneを買収発表したのが2006年の3月なので、2006年2月末時点での契約件数と、2012年7月末の契約件数を比較すると以下のようになる。
事業者 | 2006年2月末 | 20012年7月末 | 純増件数 | 増加シェア |
---|---|---|---|---|
docomo | 50,658,500 | 60,546,800 | 9,888,300 | 26% |
au | 22,067,000 | 35,723,600 | 13,656,600 | 36% |
SoftBank | 15,146,500 | 29,923,900 | 14,777,400 | 39% |
2006年2月末の契約件数は以下より。
事業者別契約数
2012年7月末の契約件数は以下より。
7月の携帯・PHS契約者数、Xiが100万超の純増 – ケータイ Watch
Vodafone買収発表の2006年2月末の時点から計算すると、auもSoftBankも純増数はそれほど差は無い。というのが意外だった(SoftBankの方が多いイメージがあったので)し、docomoも他社と比べて増加は鈍いけれど、1,000万件近く契約件数を伸ばしているのは、そもそもNo.1シェアを取っている会社としては悪くない数字なんじゃ無いのかなと思ったり。
2006年2月末の時点では、au + SoftBankを合計しても3,700万契約と、5,000万契約を超えていたdocomoに届かなかったけれど、2012年7月末時点では、au 3,500万契約 + SoftBank 2,990万契約で両者を合計するとdocomoに勝る。というのは、両社が市場でユーザを獲得出来た事の現れなのかなーと思ったり。