モバイルWi-Fiルータ『MR03LN』向けにソフトウェア更新(バージョン2.0.0)が公開されて、EMOBILE LTEに対応などの機能追加が行われている。
NECプラットフォームズ(旧NECアクセステクニカ)のWebサイトでのお知らせは以下。
MR03LN|ソフトウェア|目的別で探す|Aterm(エーターム) サポートデスク
更新内容
IPv6に対応しました。
PPPoEルータモードに対応しました。
EMOBILE LTEに対応しました。
ユーザビリティの向上を行いました。
一部のご利用環境での通信の安定性を向上しました。
今回のソフトウェア更新の内容には『EMOBILE LTEへの対応』が含まれており、従来から動作が保証されていたNTTドコモ以外のネットワークへの対応についてはEMOBILE LTEへの対応が初。
ファームウェア更新内容には『EMOBILE LTEに対応』とされているものの、これは『EMOBILE LTEのみ対応追加』では無く、恐らく当初から計画されていたと思われる『SIMフリー化』も含んだ対応の可能性もある。
国内で販売されているモバイルWi-Fiルータでは、ドコモの販売するHW-01FとL-02Fの2機種がLTE国際ローミングに対応しており、SIMロックを解除すると海外のSIMカードを使って、現地のLTE回線が利用できるようになっていた。
MR03LNのソフトウェア更新については『SIMフリー対応』とは書かれていないものの、EMOBILE LTEのみに対応するメリットは薄いことと、『SIMフリー対応』については当初から予定されていた。とする情報もあることから、ソフトウェアバージョン2.0.0ではSIMフリー端末として利用可能となっている可能性もある。
※MR03LNの実機は持っているのだけれど、すぐに検証可能な環境にないのでSIMフリー対応については推測ということで。
MR03LNは、本体&クレードル&OCN モバイル ONEのプリペイドSIMカードがセットになって19,800円で販売されており、従来の販売価格(約25,000円)と比較すると大幅に値下げされ購入しやすくなっている。
NTTコミュニケーションズ SIMフリーモバイルルーター(LTE対応)Aterm MR03LN【クレードル付き】【OCN モバイル ONE マイクロSIM付き】PA-MS03LN3B
NTTコミュニケーションズ |
MR03LNの最大の特徴は、Bluetoothテザリングに対応していることで、Bluetoothテザリング利用時の連続通信時間は約24時間と、他のモバイルWi-Fiルータと比べて圧倒的な連続通信時間となっている。
※ただし、Bluetoothテザリング利用時の通信速度は最大で3Mbpsに制限されるため、高速通信の利用には向かない。