茨城空港は安くて意外と近い?東京駅からバスで片道500円、所要時間は100分 – 空港使用料も格安

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台湾のLCC「Vエア」は、茨城-台北(桃園)を2016年3月15日(火)より開設予定であることを発表。国内線では、スカイマークが茨城-那覇間に片道2,500円のキャンペーン運賃を設定(関連エントリ)するなど、茨城空港を利用する国内線&国際線が増加傾向にある。

東京駅 → 茨城空港は約100分、500円

茨城空港は、都心からかなり遠く不便なイメージがあるけれど、東京駅からの直通バスの所要時間は100分(1時間40分)となっており、東京駅から成田空港第三ターミナルまでのバスでの所要時間(日中時間帯で平均1時間20分)だけで比較すると「成田第三ターミナルより20分遠い」という計算になる。

■東京駅 → 茨城空港の所要時間は約100分
東京駅 → 茨城空港の所要時間は約100分
掲載元:茨城空港~東京駅線|高速バスご利用案内|バス情報|関東鉄道|地域のふれあいパートナー

なおかつ、東京駅 → 茨城空港のバスは茨城空港を発着するフライトの乗客であれば、同区間のバスの運賃は片道500円(それ以外は1,000円/片道)に設定されており、東京駅 → 成田空港間のバスの約1,000円に比べて半額。

ただし、上記の時刻表をみてわかる通り茨城空港 → 東京駅は所要時間が150分(2時間30分)となっており、下り方面(東京駅 → 茨城空港)と比べて所要時間がかなり大きくなってしまう点や、そもそもバスの本数がそれほど多く無い点はデメリットと言える。
※日曜日・祝日については茨城空港 → 東京駅の所要時間は30分ほど短縮され、約120分(2時間)になる。

空港使用料が国内線100円、国際線520円と安い

茨城空港のもう一つの特長は、施設使用料が安価に抑えられている点。茨城空港の施設使用料は、国内線では出発・到着共に1人あたり100円、国際線の出発は1人あたり520円(共に税込)に設定されており、旅客の負担する施設使用料が非常に安くなっている。

首都圏空港(羽田/成田/茨城)の空港使用料比較は以下。

■羽田/成田/茨城空港の空港使用料比較

空港及びターミナル 国内線出発 国内線到着 国際線出発
茨城空港 100円 100円 520円
成田空港 第三ターミナル 380円 380円 1,020円
成田空港 第二ターミナル 440円 440円 2,090円
成田空港 第一ターミナル 440円 440円 2,090円
羽田空港 290円 290円 2,570円

※価格は全て税込、大人一人あたり。

首都圏空港から海外へ出発する場合に空港間の差額が大きくなるのは国際線の出発のパターン。茨城空港の国際線施設使用料はLCC専用ターミナルとして新設された成田空港第三ターミナルと比較して約半額、羽田空港の国際線ターミナルとの比較では約5分の1と、かなり安めに設定されている。

東京駅からバスで空港へ移動、国際線に搭乗する場合に必要となるバスの往復運賃&空港使用料の合計金額は以下。
※東京駅 → 羽田空港はいわゆる「格安バス」と呼ばれるバスが設定されていないのでここでは割愛。

・茨城空港
バス運賃 1,000円 + 空港使用料 500円 = 1,500円

・成田空港第三ターミナル
バス運賃 2,000円 + 空港使用料 1,020円 = 3,020円

・成田空港第一・二ターミナル
バス運賃 2,000円 + 空港使用料 2,090円 = 4,090円

成田空港第三ターミナル利用時の半額以下、成田空港第一・第二ターミナルと比較して約65%ほど安くなる。

いずれの空港のケースでも、バス運賃 + 空港使用料の合計金額はそれほど大きな金額ではない。とは言え、LCCの国際線航空券が10,000円を下回ることも珍しくない状況を考えれば、空港までのバスの運賃&空港使用料は支払総額に対する割合は小さく無く、海外渡航回数が増えるほど負担が大きくなる。

茨城空港の路線数が増えているとは言え、羽田・成田と比べて都心からのアクセスが悪いのは事実ではあるけれど、各空港の空港使用料やLCC各社の各種手数料が値上がりを続けており、LCCであっても旅客の負担は大きくなりつつあるので、茨城空港には首都圏の第三空港として頑張って欲しいなと。

茨城空港の公式Webサイトは以下にて。
茨城空港

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