「タクシー初乗り410円」で短距離タクシーの利用が大幅増加、運送収入も3.5%増

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国土交通省は、2017年1月より東京にて導入しているタクシー初乗り運賃の上限金額を730円→410円の値下げ効果を発表。

今回発表された調査の対象期間は2017年1月30日〜3月31日の約2カ月間、東京のタクシー会社全19社、1,193両が対象となっている。

国土交通省の発表は以下にて。

報道発表資料:タクシー初乗り410円の利用回数が約36%増加しました – 国土交通省

運送回数:短距離利用が増加し運送回数が増加

総務省の発表した調査結果によると、値下げ後の初乗り運賃である410円でのタクシーの運送回数(利用件数)は昨年同期比で約36%増加。また、値下げ前の初乗り運賃である730円以下の利用回数は約19%増加するなど、短距離での移動手段としてタクシー利用が増加している。

一方、改定によって運賃が値上げされる長距離での利用に関しては大きな変動は無く、走行距離が6.5km以上の利用回数については前年同期比と増減ナシ。という結果になっている。

■運送回数
運送回数

運送収入:昨年同期比で3.5%増加

1日1車あたりの運送収入は、走行距離が2km以下に関しては-7.3%と運賃値下げによるマイナスが大きくなっているものの、トータルでの運送収入に関しては前年同期比で+3.5%と、運送回数(利用回数)の伸びと共に、運送収入も増加している模様。

■運送収入:1日1車あたり
運送収入:1日1車あたり

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