ドコモ・UQ・ソフトバンク・楽天モバイルのホームルーター比較

スポンサーリンク
本Blogのエントリには、アフィリエイト広告が含まれています。

NTTドコモ、KDDI(およびUQコミュニケーションズ)、ソフトバンク、楽天モバイルから5G対応のホームルーターが出揃ったので、5G対応ホームルーターのサービスおよびスペック比較。

ホームルーターは、モバイル回線を利用してインターネット接続するデバイスで、サービスエリア内であれば、基本的にコンセントに挿すだけで自宅や事務所でインターネット接続が利用可能となる。

宅内の工事が必要となる固定回線と比べて手軽に利用でき、データ通信量には基本的に制限が無い。ただし、著しく通信量が多い場合には通信速度が遅くなるなどの制限を受ける場合がある。

また、モバイルインターネットを使って通信するため、固定回線と比べると遅延が大きくなりやすいほか、上り通信については固定回線よりも速度が出にくいので、アップロードを多用する使い方には向かない。

月額料金はおおむね月額5,000円で、月々サポートなどの契約にひもづく割引や、スマートフォンとのセット契約による割引などが適用される。

■各社の5G対応ホームルーターサービス・スペック比較

事業者 ドコモ UQコミュニケーションズ ソフトバンク 楽天モバイル
提供時期 2021年8月 2021年6月 2021年9月 2023年1月
ブランド home 5G WiMAX +5G SoftBank Air Rakuten Turbo
機種名 home 5G HR01 Speed Wi-Fi HOME 5G L11 Airターミナル5 Rakuten Turbo 5G
本体代金 39,600円 5,940円 71,280円 41,580円
月額料金 4,950円/月 4,950円/月 5,368円 4,840円/月
通信料割引 ▲1,100円×36回
(▲39,600円)
▲682円×25カ月
(▲17,050円)
▲1,980円×36回
(▲71,280円)
▲1,155円×36回
(▲41,580円)
セット割
(最大)
▲1,100円/月 ▲1,100円/月 ▲1,100円/月 なし
事務手数料 3,300円
※オンライン契約で無料
3,300円 3,300円 3,300円
初回契約は無料
最低利用期間 なし なし なし なし
違約金 なし なし なし なし
端末スペック
通信速度(下り) 5G:4.2Gbps
4G:1.7Gbps
5G:2.7Gbps
4G:不明
5G:2.1Gbps
4G:838Mbps
5G:2.1Gbps
4G:391Mbps
通信速度(上り) 5G:218Mbps
4G:131.3Mbps
5G:183Mbps
4G:不明
不明 5G:218Mbps
4G:76Mbps
有線LAN速度 1000Mbps 1000Mbps 1000Mbps 1000Mbps
有線LANポート数 1ポート 2ポート 2ポート 2ポート
接続台数 65台 32台 128台 128台
Wi-Fi IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax
大きさ(mm) 170×95×95 182×70×124 225×103×103 148×110×110
重さ 約720g 約599g 約1086g 約774g

ドコモ:home 5G

ドコモの「home 5G」サービスに対応する「home 5G HR01」は、ドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルのサービスの中で、通信速度(理論値)が下り/上りともに最速。

ただし、実際の通信速度は利用する環境によって大きく左右されるほか、利用者が集中する時間帯や場所によっては通信速度が低下しやすいなどのデメリットもある。(これは、ドコモに限らず各社共通)

ドコモの「home 5G HR01」は、本体代金が一括0円(に近い価格)に割引されるキャンペーンが行われることもある。

■家電量販店でドコモの「home 5G」が一括10円に
家電量販店でドコモの「home 5G」が一括10円に

これらのキャンペーンで本体を入手すると、月額料金4,950円/月に対して1,100円×36回の割引が適用されるため、月額料金は3,850円/月(36カ月間)となり、他社サービスと比べて割安になる。

公式オンラインストア「ドコモオンラインショップ」の「home 5G」紹介・申込みは以下にて。
オンラインなら事務手数料・待ち時間ゼロ!工事不要でWiFiが使える!

UQコミュニケーションズ

UQコミュニケーションズのWiMAX +5Gサービスは、従来使い放題だった「WiMAX 2+」に加えて、auの5G/4Gの800MHz帯以外の周波数についてもデータ通信量の制限無く使えるようになった。

auのネットワークも一部を除いてデータ通信量の制限無く使えるようになったため、過去に(あるいは現在も)WiMAX 2+サービスを使っている方が最新機種に乗り換えると、通信環境が大きく改善する可能性がある。

■Speed Wi-Fi 5G HOME L11

また、ここで紹介する4社の中では唯一、登録先(設置先)住所以外での利用が認められているサービスのため、デバイスを移動させれば、平日は自宅で・週末は別の拠点でインターネットサービスを利用することもできる。

複数の拠点で別々にインターネット接続を契約するのではなく、デバイスを移動させて使うことができるのも、モバイル回線を使うサービスのメリットと言える。(ただし、他社サービスでは住所変更できる回数に制限があったりするので、基本的にこの使い方はできない。)

UQコミュニケーションズの公式サイトは以下にて。
UQ WiMAX

ソフトバンク:SoftBank Air

SoftBank Airの「Air ターミナル 5」は、本体価格が71,280円と他社ルーターと比べるとかなり割高に設定されている。ただし、本体代金の分割支払分に相当する1,980円×36回を通信料から割引するため、契約から3年間使うと、本体代金はいわゆる実質0円となる。

最低利用期間や解約に伴う違約金は設定されていないため、好きなタイミングで解約は可能ながら、本体代金の残債分が実質的な解約金として残る点には注意。

ソフトバンクオンラインショップは以下にて。
SoftBank Air – ソフトバンクオンラインショップ

楽天モバイル:Rakuten Turbo

楽天モバイルは、ホームルーターサービスの「Rakuten Turbo」を2023年1月26日に提供開始した。

■Rakuten Turbo 5G

4社の中では最も遅いタイミングで参入したものの、通信料金や本体スペックに関して言えば他社とほぼ横並びで、特筆すべき点は特にないのが(後発としては)残念なところ。

また、他社サービスはスマートフォンなどとのセット割があり、対象となるスマートフォンの料金を1,100円割引するが、楽天モバイルではセット割は提供されないため、スマートフォンとホームルーターを同一グループにまとめたりする料金的なメリットは無い。

ただし、利用者の移動に伴い利用する場所や環境が刻々と変わるモバイルデータ通信サービスと異なり、ホームルーターサービスについては基本的に自宅や事務所など決まった拠点に限って利用するサービスのため、自宅や事務所などの電波さえ良ければ、他社サービスよりも楽天モバイルの方が快適に使えるケースはあり得る。

■楽天モバイルの基地局
UntitledImage

Rakuten Turboのサービス詳細・申し込みは以下にて。
楽天モバイルのホームルーターRakuten Turbo(ラクテン ターボ)