楽天モバイルにプラチナバンド割当が正式決定

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総務省は、楽天モバイルにプラチナバンドとされる700MHz帯を割当することを正式に決定した。

総務省のお知らせは、申請および審査内容は以下にて。

総務省|報道資料|700MHz帯における移動通信システムの普及のための特定基地局の開設計画の認定

電波監理審議会からの答申を踏まえ、条件を付した上で、申請のあった1者の開設計画に対して、以下のとおり周波数を指定して認定を行いました。
・楽天モバイル株式会社: 770MHzを超え773MHz以下

今回楽天モバイルに割当されるのは、770MHz〜773MHzの3MHz帯で、現在は使用されていない帯域の利用についてNTTドコモが提案した帯域。

NTTドコモの提案時の試算では、ドコモの契約数と帯域幅から比例計算した結果として、1,100万契約を収容できるとシミュレーションしている。通信速度(理論値)は下り最大30Mbps / 上り最大 11Mbpsで、楽天モバイルが既に所有する周波数帯(1.7GHz帯 B3)が4G LTEで下り最大150Mbps / 上り最大50Mbpsなのと比べると見劣りする。

NTTドコモの提案時の資料(一部)は以下にて。

帯域幅に対する収容見込みと通信速度
700MHz帯への狭帯域4Gシステム導入の提案(PDF)

プラチナバンドとされる低い周波数帯は、電波の浸透率が高く基地局から遠くまで電波が届きやすかったり、屋内などでも電波が届きやすい特長があるので、新たにプラチナバンド帯が利用可能となることで、楽天モバイルのエリア拡大や通信品質の改善に期待できる。

一方で、人口カバー率99.9%をアピールする「Rakuten最強プラン」でもサービスが圏外になる場所を見つけるのはそう難しく無いので、今後は新たに獲得したプラチナバンド帯を活かしながら、こうした場所でも自前のネットワークでサービスが利用できるようになることに期待。

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