2009年6月の契約者数が各社より発表された。
6月の携帯・PHS契約数、ドコモがソフトバンクに迫る(ケータイWatch)
個人的に気になった点をいくつか。
- WILLCOMがPHS大幅純減。CORE 3Gは純増
- 純増1位のSBMと2位のdocomoの差が僅差
- SBM『8円ケータイ』廃止地域の純増大幅減
WILLCOMのPHSは-23,600と大幅な純減。これだけ大きな純減は、2008年2月の-29,500件以来で、『新つなぎ放題』が端末代込みで980円で利用できるキャンペーンを継続していながらこの数字という点を考慮すると、相当に厳しい結果と言える。
一方で、『通信速度が遅い』という報告が数多く上がっているWILLCOM CORE 3Gに関しては、順調に純増しており31,700契約(+14,100)となっており、順調に契約者数が増えている模様。
WILLCOM CORE 3Gの通信速度に関しては、専属プロバイダであるPRINのネットワークがボトルネックであり、7月中旬~下旬(?)には改善予定。
と言うのが販売店の店員経由での情報だけど、これらに関する公式なアナウンスはされていない上、通常通り販売も続けられている状況。
WILLCOM CORE 3Gは、8月末まで月額料金も無料のキャンペーン期間中なので、現時点で大きなクレームは無いかもしれないけれど、加入者を増やし続ける事でPRINの負荷は大きくなる一方なので、一時的な新規受け付けの停止あるいは、PRINの改善予定のアナウンスがあっても良いのになぁ。
【WILLCOM STORE】WILLCOM CORE 3G(8月末まで完全無料キャンペーン中)
■純増数
SBM:+112,900件
docomo:+112,400件
6月も純増1位となったSBMと、2位のdocomoの差がわずか500件差という事で、かなりの僅差だった事が解る。
SBMにとって、6月は注目度の高い『iPhone 3GS』の販売があったわけで、その点は有利だったハズだけれど、docomoの健闘ぶりがわかる結果。
この結果を受けて、7月は純増1位を守りぬくために、iPhone 3GSの大幅な割引キャンペーンとか無いかな?とかこっそり期待している(^ ^)
iPhone 3GSは発売されたばっかりなので無いかもだけど、既存の端末ならありえなくも無いかも。
純増1位を守りながらもdocomoに僅差に追い上げられたSBMに関して興味深いデータが一つ。
それは、『基本使用料は月々割の対象外とする』という変更を行った中国、四国、九州(沖縄)にて純増数が大幅に減少しているという事。
■純増数の変化
地方 2009年5月 009年6月 前月比純増数 中国 2,300 100 -2,200 四国 1,500 500 -1,000 九州(沖縄含) 7,300 4,000 -3,300
情報ソース:2009年6月純増数(今日の気分はバリいくつ?)
これらの地域限定でテストを行った『基本使用料を割引の対象外とする』という施策は、7月から全国で実施?みたいな情報もあったんだけど、結局どうなったんだろう…?この結果を受け中止になったのかな?
純増数が僅差の1位だった事もあって、SBMの7月の販売施策には注目。