上司から『読んだ方がいいよ。』と薦められた書籍。
内容としては、仕事を進める上で有効な『仮説思考』に関して書かれている。
ボストンコンサルティンググループに属する著者が問題解決を行う際の手法などを織り交ぜて紹介されている。
記憶に残っているトピックスを簡単にまとめると、
- 仮説ありきですすめるべき
- 情報が多すぎると意思決定が遅くなる
- 仮説を検証し、精度を高めていく
必要な(時にはあった方が良い)情報を網羅的に集めることは効率が悪く、先ず仮説ありきで情報を収集する。仮に仮説が間違っていた場合、情報を収集している段階で仮説の誤りに気づくので、結果的には効率的である。
行動を決定するための情報。選択肢を絞るための情報が有益なのであって、選択肢を広げてしまう情報は、行動の意思決定という面からは歓迎するべきではない。
適度な範囲で、仮説を立てて検証しアクションを起こすべきである。
『情報化社会』といわれ、無限大の情報が入手できる状態にある中で、大切なのは必要な情報とそうでない情報の分類なのかも。
実験やディスカッション、分析によって、立てた仮説が正しいかどうかを検証する。
その上で、仮説をブラッシュアップしていく。相手から何かアイデアを引き出す場合、ノーアイデアな状態では無く自らの仮説が何なのかを持っていないと、議論が進まない。
(書籍の中にも同じような例があるのですが)大学のレポートを書く際にも、「何が正しいか。」ではなくて、どういう結論に持っていきたいか(持っていけそうか)を最初に位置づけてレポート書くと、結果的には早く仕上がる事が多い。
ちょうどこの時期、レポートが書けない!なんてお悩みの学生にも仮説思考をオススメ。