デッドライン仕事術 (祥伝社新書 95)(Amazon)

デッドライン仕事術 (祥伝社新書 95)(Amazon)

デッドライン仕事術は、仕事の期限だけに止まらず、就業時間にも締切を設定して徹底的な効率化を図るという仕事術。

著者の吉越浩一郎氏が経営していた下着メーカートリンプ社での実績を交えながら、前述の『デッドライン仕事術』に関して紹介がされている。

仕事のスピードが上がらずに毎日残業せざるを得ない(*好きでやってるケースは除外)方々が、自らの仕事効率を考えるきっかけにオススメしたい。

以下、本書の中からいくつか気になった内容。

海外のオフィスでは、外からかかってくる電話の本数が日本と比べて圧倒的に少ない。要件をいちいち口頭で伝える習慣がないのだろう。
(中略)
彼らにとっては、相手とのコミュニケーションの内容を記録に残すことが大事なのだ。誰が、何月何日に、誰に何を伝えたのか、といった証拠を残しておけば、あとで何かモメごとが起きたときに責任の所在が明確になる。明文化された契約が無ければ何も動かない社会だから、そういう文化が根付いているのだろう。(30ページ~31ページ)

僕自身は海外オフィスでの勤務経験は無いので電話がどうこうというくだりは体験的には解らないんだけど、言ったか言わないかが曖昧で、ドキュメント化された証拠が無くて後々困る。という経験は誰しもしているんじゃないだろうか。
デジタル化・ドキュメント化された情報の良いところは、保存性の高さと情報共有のし易さにあって、関係者が複数居るような場合は特にドキュメント化していかないと、情報共有が難しい事が多い。
オフィスが静かであることによる効率化は、スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術(サイト内リンク)でも紹介されている。

しかしビジネスというのは、やってみなければわからないことがたくさんあるものだ。ならば、事前に「正解」を見つけてから行動するのではなく、行動しながら考えたほうがいい。たとえ失敗して「早まった」と思ったとしても、「このやり方ではダメだ」という情報が手に入ったことになる。その経験を踏まえた上で次の手を打てるのだから、「様子を見る」と言いながら何もしないでペンディングにしているより何倍もマシなのだ。(37ページ)

不確実な事が多ければリスクは伴うものの、ペンディングしている間に市場環境が変化して手遅れになる場合もある。『何をやるか、何をやらないか』を決める事は重要だけれど、変化が大きい時代には慎重すぎるのも結果が出ないと言うことはよく言われること。

仕事というのは、それが発生したときが一番興味を持って取り組める。それに関する上司からの指示なども頭にしっかり入っているから、そんなに時間をかけずに片付けられるだろう。しかし、これを「急がないから後でやろう」と先延ばしにしてしまうと、時間が経てば経つほど興味が失われていく。しかも上からの指示もうろ覚えになっているので、どうやればいいのか考えるのが面倒になり、ますますやる気が出ない(61~62ページ)

鉄は熱いうちに打て。という諺があるように、仕事も発生した瞬間に片付けてしまえ。とされている。
僕自身が特に気をつけているのはメールの返信で、基本的にはすぐに対応するようにしている。
そうでなければ、『後で片付ける』と言う状態になり、『後で片付ければよい仕事はしなければいい』という思考になりがちである。
また、すぐにレスポンスを返すことで相手を安心させることも出来、協力も得やすくなるので、仕事が進めやすい。

他にも、こんな見出しが並んでいるので、気になる方は要チェック!
撤退のルールを決めておけば、迷わずチャレンジできる
社員教育は無駄である
社内の意見対立に、個人の「勝ち負け」はない
会議は「話し合う場」ではなく、「決める場」

デッドライン仕事術 (祥伝社新書 95)(Amazon)