イー・モバイルが音声サービスを発表。自社網内980円で定額。

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イー・モバイルから音声サービスが発表された。サービス提供開始は、3/28~

イー・モバイル、音声通話サービスを3月28日開始(ケータイWatch)

今回の発表について、個人的なポイントをまとめてみる。

  1. 音声サービスの基本利用料は無料。但しデータ通信契約が必須。
  2. 音声サービスの基本利用料は無料。オプションで、月額980円でイー・モバイルの網内からのイー・モバイル宛の発信が定額対象となる。

    ただし、この定額パック24の大きなポイントは、イー・モバイルの網内からの発信のみ定額対象という点にあって、ドコモとのローミングによって通話可能になるエリアからの発信については定額プラン対象外。

    ソフトバンクモバイルのホワイトプラント比較しても料金プランとしては安いし、ローミングエリアからの発信が定額対象外になるのも理解できるけど、一般のユーザーにとって、

    『ローミングエリアからの発信は定額対象外です。』

    といわれても、理解するまでのハードルが高くて、トラブルになりそう…。
    発信時に、

    『ローミングでの発信です。通話しますか?』

    とか確認する機能を任意でつけられると、トラブル少なそう。

    定額パック24は、発信側がイー・モバイルエリア内であれば定額の対象になるので、例えば遠距離恋愛で、発信側がイー・モバイルのエリア内の都市部に居て、着信側はウィルコムもソフトバンクの電波も入らないけど、FOMAのエリアなら入る!という場合に、発信側がイー・モバイルエリア内いれば、片方だけ定額パック24を契約すればok。
    #但しこの場合、イーモバイルのエリア外からの発信は定額にならないので、基本的には発信は一方通行w

    料金プランに話を戻すと、電話サービスの基本料は無料ではあるものの、電話サービス単体での契約は出来ず、データ通信プランの契約も必要になる。このデータ通信の料金プランが、月額1,000円~4,980円となっているので、電話機単体で所持しようとした場合の最低月額料金は月額1,000円~ということになる。このあたり、ちょっと解りにくいなぁ…。

  3. 月額1,000円~のスーパーライトデータプランを発表
  4. データ通信の料金プラン、スーパーライトデータプランを発表。
    スーパーライトデータプランは、月額1,000円~4,980円(料金プランがベーシック、にねんの場合はそれぞれ+1,000円)でデータ通信料が定額になるプラン。

    定額料金の上限に達するまでのパケット数が、142,400パケット(約17MB)とかなり小さいので、使い方には相当注意しないと、定額の上限になる事が予測される。
    #参考までに、ウィルコムの『データ定額』プランは、1,000円で10万パケットまで無料。

    …個人的には、お蔵入りしているEM・ONEに毎月払っている料金を下げるために、是非ともライトデータプランから乗換をしたいので、とても有難い(^ ^)

  5. 既存ユーザー向けの『ケータイプランデータセット』を提供
  6. EM・ONEや既存のデータ通信カードユーザー向けに、『ケータイプランデータセット』を提供。
    先述の電話サービスに付随して契約が必要なデータ通信料金が、0円~3,980円になるという割引プラン。
    既にイー・モバイルのカードを持っているユーザーに割引プランで提供をして、定額通話が可能なユーザーを増やす。という戦略でしょうか。
    既にEM・ONEを持っていて(お蔵入り)な私としては、初期費用を学割で抑える事が出来れば、試しに1台契約も悪くないかも…。とか思ったり。

さて、月額980円の音声定額プランをどう評価するか?
という点について考えてみた。

イー・モバイルの音声端末はゼロからのスタートになるわけで、定額プラン対象となるイー・モバイルのユーザーを広めるためには、利用者自ら伝道しなければならないというハードルがある。
その点、ウィルコムやソフトバンクモバイルは他社に比べると少ないとは言いつつも既存の契約者も居たわけで、イー・モバイルは完全にゼロからのスタートになる。

例えば恋人や家族にイーモバイル端末を持たせようとした場合に、現時点では端末の選択肢が極めて少ないと言うのは、割とネックになるんじゃないだろうか…。
今回発表されたのは、スマートフォンタイプのTyTN Ⅱと、クラムシェルタイプのH11Tの二機種のみ。
TyTNを使う女性が多くないとすると、女性ユーザーにとって選択肢はH11Tしか残らない。

コンシューマ向けに定額サービスを拡大するのであれば、どれだけ女性ユーザーを獲得できるか?という点が非常に重要になると思うわけで、つまるところ、H11Tを受け入れられる女性がどれだけいるか?
という点が、イー・モバイルの音声サービスで一般のコンシューマーを獲得できるかどうかを大きく左右するのでは無かろうか。

という意味では、思い切り女性向けの端末を作るというのも、スタートダッシュのためには面白い戦略だったかもしれない。
もしかしたらそんな市場は狙ってなくて、法人だったり全く別のターゲットにしているのかもしれないけれど。

そんなこんなで、イー・モバイルの音声サービスの今後に期待。

◆関連リンク◆
イー・モバイル、音声通話サービスを3月28日開始(ケータイWatch)

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