面白い記事があったので取り上げる。
検索はモバイルに最適なインターフェースなのか(TechCrunch)
しかし、キーワード検索は本当にモバイルデバイスに最適なパラダイムなのだろうか。あの小さな場所に文字を打ち込むのは、実物のキーボードを使おうが、プラスチックのタッチ画面を使おうが、微妙で間違いやすい作業だ。
文字入力での検索にとって代わるような技術は無いのか?という記事。
とても興味深い内容ではあるんだけど、ケータイでの入力がそれほど不便かと言われると、日本で多くのユーザーが10キーによる入力を受け入れている(受け入れざるを得ないワケだけど)現実としては、さほど心配するような事でも無いのではと思う。
ケータイのモビリティを活かして情報を検索する方法としては、GPSで得られる位置情報から近くのお店を検索したり、受信したメール内容を解析して興味のありそうな情報を位置情報と絡めて配信したり、カメラを撮影する事によって検索結果が得られたりと、さまざまな可能性があるものの、汎用性・検索エンジン側でのインプットデータの扱いやすさという面で、検索用途においてはテキストの入力をリプレイスするような技術には思えない。
仮に革新的な技術があったとしても、人間側のリテラシが上がってこないと、広く浸透することは無いわけで、常にそこはジレンマを感じる問題がある。
もちろん、そんな考え方を打ち破るような新技術があればとても楽しみではあるけれど。