昨日より、Windows Mobile向けのOpera Mobile9.7βがリリースされている。
一言で言うと現時点では、以前のバージョンに比べて、パフォーマンスがかなり良くなっているように感じる(^ ^)
Opera Mobile 9.7 beta is ready to rev up your phone(Operaプレスリリース)
ダウンロードはこちらから
早速、手持ちのTouch Diamondとアドエスで試してみたのでキャプチャととも簡単に紹介。
■Opera Mobile9.7のUI
Opera Mobile9.5から大きな変更はされてないが、上下のメニュー部分がアニメーションして開閉するようになり、より直感的に使えるようになった。
Opera TurboはデフォルトではOFFに設定されれているので、設定からONにする必要がある。
Opera TurboはOpera社のプロキシでデータの圧縮を行う事による高速化技術。仕組み的にはJavaアプリのOpera Miniとほぼ同等になるわけで、実際にプロキシとなるサーバのホスト名も、『opera-mini.net』となっている事を確認した。(これはPCのOpera Turboでも同様だった)
プロキシ側の処理に不具合があるのか、Opera TurboをONにすると、若干レイアウト崩れが発生する。
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Opera TurboをOFFにしていればレイアウト崩れは発生しない。
少し驚いたのが、Touch Diamondを横に向けたときに、Operaの画面も自動的に横向きに変更された事。これは意図的に端末を傾けていないときに動いたのでビックリ。でも、これがスムーズに動いてくれれば便利かも。
Opera Mobile9.7で一番驚いたのは、何よりも動作の快適さ。
Opera TurboをOFFにした状態でも、Presto2.2の恩恵なのか、通信速度が遅いWILLCOM端末(アドエス)で使ってもストレスが少なかったので、Opera Turboがしっかり効いた場合、これまではストレスフルだったWindows MobileでのWebブラウジングが快適になるかも?と期待は大きい。
が、去年のOpera Mobile9.5でもβ版ではかなり期待させられたのに、本番ではパフォーマンスの面でがっかりした。という悲しい歴史があるので、過度の期待は禁物。と言いつつ、今のところ期待せずにはいられないパフォーマンスを出しているように思う>Opera Mobile9.7
それと、今回のバージョンアップで目玉となる機能は、OperaTurboの搭載とPresto2.2の搭載だろうか。そう考えると、先日β版が公開されたPC向けのOpera10βも同様に、Opera TurboとPresto2.2を搭載しているわけで、かなりPC向けのOperaと近い機能を備えているように感じる。
もうしばらく触ってみて何か気になった事があれば追記します(^ ^)