海外でケータイを使う時の選択肢としては大体、以下の4つが考えられる。
- 国内のケータイをローミングで使う
- 空港などでレンタルする
- SIMロックフリーの日本語端末を購入する
- SIMロックフリーの海外端末を購入する
一番簡単なのが国内のケータイをローミングで利用する方法。
国内で使っている番号をそのまま現地で使える、設定いらずで使える。
という利便性はあるものの、料金的にはかなり高い(パケット通信のアクセスチャージが50円~100円など)ので、その点は覚悟が必要。
現地で使えるケータイを、出国時の空港などで受け取るサービス。前もって家に宅配することも可能。
テレコムスクエアなどが提供している。
1日あたりの基本使用料が必要なものもあれば、基本使用料が0円で通話料のみという会社もある。
実際に利用した事はないけれど、『普段使っていない端末を使う』点、後払いになるので料金面が多少不安がある。
通常、日本各キャリアから販売される端末には、そのキャリアのネットワークしか利用できない、『SIMロック』が施されており、これを正規の手続きで解除する方法は今のところない。
総務省などの呼びかけにより、将来的にはSIMロックの解除がされる可能性はあるものの、現時点で日本のキャリアが販売しているSIMロックフリーの日本語端末としては、イー・モバイルから発売されているスマートフォンのみ。
SIMロックフリーの日本語端末 + 現地SIMの組み合わせは、SIMカードが事なるだけで、普段使っている端末がそのまま、海外でも使えるという点に最大のメリットがある。
Googleマップや、PCサイトを閲覧するためのブラウザ、メールアプリケーションなど、日本で利用している端末の環境をそのまま海外に持ち込めるので、端末の操作にも戸惑うことはないし、普段使っているアプリケーションも、そのまま利用する事が出来る。
イー・モバイルから発売されたモデルとしては、Touch Dimaondや、Dual Dimaondなど。
文字入力をあまりしないのであれば、Touch Diamondの薄さ、コンパクトさは魅力的。文字入力を多用するのであれば、10キー + QWERTYキーのDual Diamondがオススメ。
※但し、Dual Diamondが搭載しているOSは『Windows Mobile』の『Standard Edition』なので、一部ソフトは非対応だったりするので注意。
今のところ、イー・モバイル以外のキャリアから発売されている端末にはSIMロックがかかっており、この方法で利用するためにはイー・モバイルと契約するか、イー・モバイルの白ROMをオークションなどで入手するかのどちらか。
この方法のデメリットとしては、SIMロックフリーな国内ケータイは、イー・モバイルが発売している数機種と、端末の選択肢が限られてしまう点。
SIMロックフリーの海外端末を購入して、現地で利用する方法。
この方法のメリットは、端末の選択肢が広く、好きな端末を利用する事が出来る点。
その反面、海外製端末を日本で使用するための環境設定、ネットワーク設定やその他トラブルの対処は、色々と手間がかかるので、そもそもモバイルが好きだ。という方以外にはなかなかオススメし難い。
初めて海外旅行に行ったのは去年の2月だったんだけど、2回目の旅行からは、EMONSTER + SIMロックフリーという組み合わせで通信環境に不自由しなくなり、海外旅行中の情報収集に対するハードルが一気に低くなった(^ ^)
と言うわけで、普段からスマートフォンを使っているユーザは、国内だけじゃなくてぜひとも海外でもスマートフォンを活用して頂きたいなと。