Pocket WiFiの人気と、通信キャリアの役割

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イー・モバイルから発売されている『Pocket WiFi』を購入した。という報告をいろんな方のBlogで拝見している。

個人的な感想としては思っていたよりも人気あるなぁ。
と感じているんだけど、人気があるのはユーザからのニーズがあるからで、同じようなカテゴリの製品として、WILLCOMから発売されている、どこでもWi-Fiだったり、海外製品のPHS300だったり、MiFi 2352のような製品が、にわかに注目を浴びている。

これらの製品に共通して当てはまるのは、キャリアが提供するのは単純に『回線』(端末はメーカーからと考える)部分のみなわけで、そういう意味ではキャリアにとっては完全に『土管屋』ビジネスであると言える。(端末の代金云々はおいといて)

日本のケータイキャリアはこれまで、端末メーカーを巻き込んだ『垂直統合』の中で、色々な付加価値を生み出してくる事で成功してきたけれど、それらのアプローチとは対極とも言えるPocket WiFiが人気を博しているというのは、結構興味深い事象だと思う。

同じようにキャリアが『土管屋』に徹している代表的な例としては、iPhoneがあげられ、以前『キャリアにとってiPhoneは何なのか?』というエントリを書いたことがあった。
iPhone自体は素晴らしい製品であるとは思うんだけど、色んな発表会でソフトバンクの孫さんが国内メーカーの端末を置いといてiPhoneだけを褒めちぎるのは、

『iPhoneはAppleのプロダクトで、ソフトバンクが提供しているサービスは回線のみ』

と考えている僕にとっては、すごい違和感を感じる。

Pocket WiFiやiPhoneのように、キャリアを土管屋にするだけで十分便利な端末もあって、それはそれで嬉しい事ではあるけれど、半面で『土管屋』では出来ないサービスを積んだ『ケータイ』的な端末も、もっと頑張って欲しいなと思うわけです。