24日(金)から、NTTdocomoから日本国内初の商用LTEサービス『Xi(クロッシィ)』が開始された。
Xiの発表会に関する記事は下記。
ドコモの「Xi」スタート、山田社長「スマートフォンは来冬」 – ケータイ Watch
今回の発表で気になった点は下記。
セレモニー終了の囲み取材で、今後の端末ラインナップを尋ねられると、「来年の冬モデルくらいから(LTE対応の)スマートフォンを投入したいと考えている」とコメント。iモード対応の従来型の携帯電話よりも、スマートフォンのほうが高速通信を活かせることから、LTE対応の音声端末はスマートフォンだけにする可能性が高いとした。なお、Xi対応端末として、来年度の早い時期にモバイルWi-Fiルーターも投入される計画だ。
・来年の冬モデルを目処にLTE対応のスマートフォン投入
・いわゆる『ケータイ』はLTE対応可能性低い
・LTE対応のモバイルWi-Fiルータは来年度の早い時期に(春モデル?)
現時点では、USB接続のデータ通信カードが1機種と、PCカードExplessのモデルが1モデル発表されているだけなので、さほど利用者が増加するとは思えず、来年度の早い段階で登場するとされているモバイルWi-Fiルータタイプのモデルだったり、LTE対応のスマートフォンあたりからLTEサービスの利用者が増える事になると思うけれど、それまでの間に、
・青天井の従量制料金プラン(2012年4月末までは上限 4,935円が適用される)
・カバレッジが狭い
点を早急に改善していって欲しいなと(^ ^;
当然、カバレッジは広げる前提だとは思うけれど、料金プランについては、いわゆる『パケ死』可能性のある料金プランではなくて、現状のFOMA向けサービスで実行しているような、大容量通信を行うユーザへは一定条件下での通信速度の制限。みたいな形で無いと、実際に対象になるユーザは極僅かだとしても、『パケ死』する可能性のみがクローズアップされて、加入者が伸び悩むデメリットばかり大きくなってしまうんじゃないかなぁという点を懸念(^ ^;
*2012年4月まではキャンペーン期間という事で、二年契約で4,935円/月の上限が適用されるけれど。。。
高速モバイルデータ通信という分野では、日本ではUQコミュニケーションズが、試験サービスを含めると2009年2月からサービス提供をしているので、LTEの開始はWiMAXから遅れること約二年。
WiMAXも開始当初はかなりエリアが限定されていたけれど、急速なエリア拡大&モバイルWi-Fiルータの積極的な展開と端末代値下げ&通信料のキャンペーン値下げで、2010年11月の加入者数では単月でイー・モバイルを上回る(関連エントリ)など、加入者を増やしている。
個人的には、自宅の回線として契約中のADSLをWiMAXに切替できないかと考えている段階になっているので、WiMAXとLTEの競い合いでより良いサービスが提供されていくと嬉しいなと(^ ^)
ちなみに、世界初のLTEサービスはスウェーデンのTeliaSoneraというオペレータで、開始タイミングは2009年12月という事で約1年前。
TeliaSonera、世界初のLTEサービス – ケータイ Watch