2010年に盛り上がった『SIMロック解除』に関する議論の中で、SoftBankの孫社長が過去にこう発言している。
http://twitter.com/#!/masason/status/11485582859
この発言の前後のツイートも含めて要約すると、
『SIMロックを解除すると端末代が40,000円高くなって、SIMロックがあって端末台が安い方か、SIMロックが無くて端末台が高い方かを消費者が選べるようにするのはあり。』
という趣旨の発言で、SIMロックをかけて端末代を安くして、安くした端末代は毎月の通信料から回収するモデルをキャリアが行うのは自由だし、SIMロックフリーだと通信料からの収入が保証されない以上、SIMフリー版の端末代が高くなる。
という理由も筋が通っているので、特にスマートフォンにおいて、SIMロックされてるけど端末代が安いパターンと、SIMロックが無くて端末代が高い。というパターンの好きな方を消費者が選べるような販売方法については、個人的には賛成している。
のだけれど、実際に昨日ポチった(関連エントリ)Desire HDのSoftBank版と海外SIMフリー版の価格を比較すると、下記のようになる。
■SoftBank 001HTとDesire HDの価格比較
SoftBank版 | 海外版 | 価格差 | |||
---|---|---|---|---|---|
販売店 | 実質負担金 | 支払い総額 | 販売店 | 端末代金 | |
ソフトバンクオンラインショップ | 30,720円 | 83,520円 | 1shopmobile.com |
$519.00 約43,000円 |
40,520円 |
*為替レートは1$ = 83円で計算。
Desire HD以外端末での比較については下記エントリにて。
SoftBankのスマートフォン価格を海外版と比較してみた | shimajiro@mobiler
SIMロックのあるSoftBank版の方が、端末の支払い総額で言うと高い(^ ^;
前提として、通信をモバイルWi-Fiルータで利用して、Desire HD単体での通信は行わないことを想定した上なので、それがマイナーな使い方と言われてしまえばそれまでではあるけれど、SIMロックされている端末代に対する支払金額が、SIMフリー版より高くなっている。というのは何とも。。。
ともあれ、SIMフリーの電話機をモバイルWi-Fiルータ経由で通信したり、b-mobile SIM U300を使って通信する事も出来るし、docomoのデータ定額回線のIMEIチェックはこっそり無くなっていたり(関連エントリ)と、何気にSIMフリー端末を日本で使う環境が整いつつあるのは嬉しい流れ(^ ^)
という事で、欲しかったDesire HDはSIMフリー版を購入しましたと。