4/1以降のdocomoのSIMロック解除周りで動きがあったので、自分用の整理の意味もこめてまとめておく。
4/1から変更または追加されたのは、下記3点。
(1)4/1以降にdocomoから発売される端末のSIMロックは解除可能に
(2)docomo以外のSIMフリー端末を持込契約可能に
(3)SIMカード⇔microSIMカードの交換が可能に
以下、詳細。
- 4/1以降にdocomoから発売される端末のSIMロックは解除可能に
- docomo以外のSIMフリー端末を持込契約可能に
- SIMカード⇔microSIMカードの交換が可能に
前々からdocomoが明らかにしていた『端末のSIMロック解除を可能にする』という仕組みが、4/1以降発売される端末で実現する。
SIMロックの解除に関しては、docomoサイトにて詳細が掲載されている。
SIMロック解除の手続き | お客様サポート | NTTドコモ
SIMロックの手数料は3,150円と、思っていたよりもだいぶ安い。
*個人的にはSIMロック解除の手数料は10,000円コースと思っていたので…(^ ^;
しかも、端末のSIMロックを解除したとしても、回線の契約を続けていれば『月々サポート』自体は適用され続けるし、その他にもペナルティ的な要素が無いのが大きなポイント。
と言うか、今のところの認識だと、SIMロック解除のために必要な対価は3,150円(と、docomoショップでの手続きの手間)のみなので、であれば海外に2,3日持っていく可能性がある端末なら、とりあえずSIMロックは解除しておいて損はないじゃん。というのが個人的な見解だったり(^ ^;
注意点としては、対象となるのは『4/1以降に新たに発売される端末』なので、現行発売されているXperia arcだったり、Optimas Padだったりを4/1以降に購入した場合でも残念ながら、docomoによるSIMロック解除の対象外となる点(^ ^;
日本メーカー製のケータイは、iモード契約がないと魅力半減だけれど、キャリアのGWへの依存度が低いスマートフォンでは、普段使っている端末のSIMロックを解除して、海外で現地回線が利用できるのはかなり有難い(^ ^)
(1)は、『docomoが販売した端末のSIMロックの解除』だけれど、もう1つ始まったのが、『docomo以外の端末へのdocomoのSIMカードの提供』
つまり、SIMフリーなiPhone 4などでもdocomoのSIMカードが発行されて、docomo回線がオフィシャルに利用できますよ。という事。
従来も、docomo端末所有向けには『SIMカードのみの発行』も受付けていたけれど、4/1からは『docomo端末以外でも、技適が通っていればSIMカードを発行する』という事になったので、海外SIMフリー端末好きには嬉しい変更(^ ^)
実際のところは、ノーサポートの扱いながらも、これまでもSIMフリー端末にdocomoのSIMを挿して使う事が出来る例は多かったのだけれど、技適マークのある端末であれば、docomoがオフィシャルに契約を受け付けてSIMカードを発行する。と言うのは、意味のある事かと思う。
気になるSIMフリー端末向けの料金プランは、週アスPLUSの記事に詳細が記載されている。
本日SIMロック解禁! ドコモのSIMカード単体販売を実際に体験してきました
単体購入のSIMカードでも、従来の端末同様に音声通話が利用でき、バリューコースや各種割引も適用される。パケット代は上限5985円または定額5460円。ただし、外部機器のモデムとして使う”テザリング”が可能な機種は上限が1万395円になる。なお、スマートフォンやタブレット端末などで音声通話が不要なら、データ通信のみで契約することもできる。
“テザリング対応機種かどうか”は、ドコモが「今後発売のSIMフリー端末を検証してサイト上で公開する」(ドコモ広報部)とのこと。実際にユーザーがテザリングを利用したかどうかではない点には注意したい。
条件がやや複雑なのだけれど、乱暴に整理をすれば、
音声通話あり、テザリング非対応端末⇒5,985円
音声通話あり、テザリング対応端末⇒10,395円
音声通話なしの契約⇒5,460円~5,980円/月(テザリングの対応は問わない)
という感じ。docomoが認定する『テザリング非対応端末』が現時点では存在しないので、音声通話ありの場合はパケット通信量上限が10,395円/月と高くなる。なので、『1台で全部済ませる』に強いこだわりが無ければ、docomoの音声契約 + SIMフリー端末はデータ契約の方が、料金を抑えられるのでオススメ。
なんとなくだけど、『docomo認定のテザリング非対応端末』が今後増えていくイメージはあまり無いので、基本的には
・音声通話ありの契約の場合パケット通信料上限は10,395円/月
・データ通信のみの場合は上限5,980円/月
という、従来通りの認識でokかなと(^ ^;
もう一つ、4/1から開始されたのが、SIMカード⇔microSIMカードの交換。
*SIMカード、microSIMカードはdocomo的な正式名称で言うと、下記の通り。
SIMカード:ドコモUIMカード
microSIMカード:ドコモmini UIMカード
*面倒なので、このBlogでは特別な理由の無い限り、それぞれ『SIMカード』と『microSIMカード』と表記します(^ ^;
docomoでのSIMカード⇔microSIMの交換は12ヶ月間に1回まで無料。12ヶ月以内に2回目を行おうとした場合、3,150円が発生する。
SIMカード⇒microSIMカードへの変更は、いわゆるSIMカッターを使って行う方法がこれまでもあったのだけれど、docomoでオフィシャルに受付けてもらえると、SIMフリーiPhone 4だったりiPad 2の3Gモデル使っている方には朗報かと(^ ^)
とりあえず、microSIM⇒SIMカードなアダプタは以前Amazonで格安で入手しているので、試しに手持ちのdocomoのSIMカードをmicroSIMカードに変更してもらって、アダプタくっつけて利用してみようかなぁ…。
そんなわけで、3/11(金)の震災発生の直前に発表されていたdocomoの各種施策ですが、開始された後でやっと整理&理解できましたと(^ ^;
docomo端末のSIMロック解除も、SIMフリー端末向けのdocomo回線のオフィシャルな提供も、SIMカード⇔micro SIMカードの変更も、モバイルデバイスの利用環境の改善という意味では非常に大きな変更かと思う(^ ^)