WiMAX対応のモバイルWi-Fiルータとして、連続通信時間8時間というスペックで、(安定性にはやや疑問が残りつつも)他社のモバイルWi-Fiルータと比べてスペック面では優位だった『WM3500R』の強敵となりえる製品が続々と発表されている。
一つ目は、アルチザネットワークスの『AM01MR』
製品情報 モバイルルータAZ01MR 特徴 Artiza Design
アルチザネットワークスの『AM01MR』は、当初昨年の12月には発売予定とされていたけれど、どういうわけか伸び伸びになって6月上旬に発売が正式にアナウンスされた。
『AM01MR』が発売を延期している期間に、WM3500Rがすっかりシェアを取った感じもあるし、デザインはカッチョイイけど、スペック的に特に見るべきものは無いかなぁ…今更発売?と思っていたけれど、メーカーサイトに記載されているよくよくスペックを見てみると、興味深い記述が。
最速10秒*でネットに接続
AUTOスタンバイ機能「スタンバイ状態」から素早く復帰します。電源オンから使用可能になるまで、わずか10秒(WiMAXサービス接続含む)。PCに比べ起動時間が飛躍的に短くなったタブレットPCとの親和性を劇的に向上しました。
スタンバイ状態からの接続復帰が、最短で10秒。というスペック。
『スタンバイ状態』での連続待受(?)時間は100時間と表示されているので、連続稼動時間自体は6時間と、WM3500RやURoad-8000よりも短いのだけれど、BF-01Bなどで実現している、『実際には通信せずに、使わない時も電源ONにしっぱなしで使いたい時だけサクっと繋がってくれれば』な使い方が、WM3500Rと比べてよりスマートに出来るかも。
と言うのも、『連続通信時の動作時間』ももちろん重要ではあるんだけれど、実際には6時間もぶっ続けで外出先で通信する環境というのは殆ど無くて、モバイルWi-Fiルータの電源ONにしっぱなしで運用する前提だと『どれだけ待機時のバッテリ消費を抑えるか』の方が重要とも言えるので、この点に気づくまで全然期待してなかったアルチザネットワークスの『AM01MR』が急に面白いなと思えるようになってきた(^ ^)
WM3500Rは無理やりアルチザネットワークスの『AM01MR』発売前に発売を狙ったのか、初期ファームウェアではまともにオンラインサインアップすら出来なかった。という事を経験している自分としては、WM3500Rの影に隠れてしまっていた『AM01MR』の本当の実力ってどうなのよ?というのは非常に気になっているところ(^ ^)
発売されたら値段次第で…購入してみようかな。。。
アルチザネットワークスの『AM01MR』の他には、URoadシリーズを展開している『シンセイコーポレーション』から『URoad-8000』が発表されている。
シンセイコーポレーションの製品詳細ページは以下。
既に発売済みの『URoad-9000』はあまり多くの販売店で見かけないけれど、URoad-8000は、BIC WiMAXやNEC BIGLOBEでの取り扱い予定が明らかにされている。
端末サイズもコンパクトだし、URoad-9000のように大容量バッテリを使わずとも連続動作時間が長いので、こちらの方が人気は出そう。
そんなわけで、長らくスペック的にはWM3500R優位の状態が続いていたWiMAX対応のモバイルWi-Fiルータに、続々と新製品登場で面白くなってきました(^ ^)
販売店での実売価格や契約条件などなどがわかったら、
各社のモバイルWiFiルータ比較 | shimajiro@mobiler
で作成したような比較をしたいなと(^ ^)
⇒いい加減機種が増えてしまったので、主要機種だけ第二世代という事で作り直ししようかなぁ…