今回の旅行中に滞在したのはタイの首都バンコクと、クラビ地方のライレイ。
バンコク滞在中は、3Gネットワークを利用する事ができたので、通信手段という部分で特に困った事は無かったのだけれど、その後訪問したクラビ地方のライレイは3G非対応エリアとなっていたため、通信手段は専ら2G回線に頼るしか無かった。
*ホテルのWi-Fiはあったけれど、ホテル室内はWi-Fiの入りが良くなかったので、あまり使い物にはならなかった(^ ^;
回線の通信速度が遅いと、当然Webサイトの閲覧にしても、メール送受信にしても、Blogのアップロードなど、何にしても時間がかかるわけで、インターネットを介して何かしようとすると、
「やろうと思えば、時間をかけて出来なくはないけれど、時間的なコストが高くてやる気にならない。」
という状態になり、2G回線の環境下ではインターネットを介した何らかのアクションをする。という気にあまりならなず、「現地からの情報発信」に対するハードルがかなり高いと感じた。
3Gが利用可能なバンコクでは、iPhoneユーザをかなり見かける事があったけれど、2Gエリアでは、現地の人がケータイを触っているシーンをあまり見る事が無かった。というのも、
インフラが2G ⇒ コンテンツが少ない ⇒ ケータイを触る機会が少ない
ということに繋がっているのかも。
*ちなみに現地の人が使っている端末は、NokiaとBlackBerryが多かったように思う。
一方で、日本に帰国してみると、3G回線は当然幅広いエリアで安定して繋がるし、より速いWiMAXやXiもエリアを急速にエリアを拡大しており、モバイル通信インフラという意味で言うと、かなり快適な通信環境が実現されている事を実感している。
インターネットの普及に拍車をかけたのが、ADSLなどによるブロードバンド回線の常時接続であるように、またケータイコンテンツの利用促進に火をつけたのが、3G回線の普及とパケット定額制の開始であるように、通信インフラって極めて基礎的でありなおかつ重要なインフラだなぁ。という事を、しばらく2Gエリアに滞在して実感した(^ ^)
あまりうまく表現することができないけれど、今回訪れた3G非対応エリアでも、通信インフラが整って、それを利用するためのスマートフォンなどの端末を人々が持ち始めて、安価な料金で通信サービスを利用する事が出来るようになったら、一気に現地の人々のモバイル端末利用が進むんじゃないかなぁ。と思った。
というわけで2Gエリアに滞在してきたことで、改めて通信インフラの重要性を身をもって感じてきましたと。