MacBook Airと同時購入で契約してきたXi対応の「L-09C」だけれど、自宅が予想外にもXiエリア内だったので、XiとWiMAXってどっちが速いの?を検証してみた。
関連エントリ:L-09CでXiデビュー!自宅がLTEエリア内だった | shimajiro@mobiler
■今回検証した端末
・L-09C(Xi)
・WM35000R(WiMAX)
■結論
下り通信速度:L-09CがWM3500Rより60%程度高速。
上り通信速度:全体的にはL-09Cの方が速いことが多かったけれど、平均値はほぼ変わらず。
PIN応答速度:L-09Cの方が応答速度が速い。
という事で、今回のテストでは全体的にL-09Cが優秀。という結果だった。
■検証環境
使用PC:Vaio Type P
検証端末:L-09C(Xi)/WM3500R(WiMAX)
検証時刻:2011/8/7(日) AM 5:30~6:00ぐらい
検証地点:自宅(東京都杉並区某所)
検証方法:Speedtest.netにて10回ずつテスト実施
■検証結果(生データ)
回数 |
WM3500R (UQ本家回線) |
L-09C (Xiエリア内) |
||||
---|---|---|---|---|---|---|
Ping (ms) |
下り速度 (Mbps) |
上り速度 (Mbps) |
Ping (ms) |
下り速度 (Mbps) |
上り速度 (Mbps) |
|
1 | 94 | 5.44 | 1.20 | 66 | 9.12 | 0.47 |
2 | 83 | 5.83 | 1.17 | 58 | 9.67 | 1.84 |
3 | 107 | 5.91 | 1.19 | 57 | 9.39 | 1.78 |
4 | 79 | 5.95 | 1.36 | 52 | 8.87 | 1.55 |
5 | 100 | 5.71 | 1.26 | 52 | 9.47 | 1.18 |
6 | 79 | 6.01 | 1.19 | 49 | 8.03 | 1.17 |
7 | 83 | 5.73 | 1.23 | 55 | 8.28 | 1.85 |
8 | 85 | 6.03 | 1.39 | 59 | 9.32 | 0.72 |
9 | 91 | 5.85 | 1.44 | 55 | 9.84 | 1.09 |
10 | 75 | 5.85 | 1.26 | 60 | 9.67 | 1.12 |
集計 | ||||||
最高速 | 75 | 6.03 | 1.44 | 49 | 9.84 | 1.85 |
最低速 | 107 | 5.44 | 1.17 | 66 | 8.03 | 0.47 |
平均値 | 87.6 | 5.83 | 1.27 | 56.3 | 9.17 | 1.28 |
それぞれをグラフ化した結果が以下。
■下り通信速度の比較グラフ
(少なくとも、今回の検証結果としては)Xiの方がWiMAXより速いということが一番明確に出たのが、下りの通信速度。
これほど明確に差が出るとは思っていなかったのだけれど、行った10回のテストで全てL-09CがWM3500Rを上回る結果となり、平均値では約60%近く高速。という結果になった(^ ^;
■上り通信速度の比較グラフ
下りの通信速度では、明確にL-09Cの方が良い結果だったけれど、上り通信速度の測定結果は、平均値にするとほぼ差が無い。という結果に(^ ^;
上り通信速度のピークという意味ではL-09Cの方が高速だったけれど、WM3500Rが比較的安定しているのに比べて、速いときと遅いときのバラつきが大きいという結果に。
■PING応答速度の比較グラフ
PING応答速度では全てのテストでL-09Cの応答速度が速かった。
テスト結果としてはL-09Cが優秀ではあったけれど、それがそのままWiMAXよりL-09Cが良い。という結論に至るかというとそうとは断言できないのは、L-09Cは連続動作時間がWiMAXのモバイルWi-Fiルータ「URoad-8000」あたりと比べると短いし、エリア面でもWiMAXの方が優位と言える状況なので、『最高速ではWiMAXより速いけれど、使えるエリアはまだまだ限られる』というのが、僕が現時点でXiに持っている印象(^ ^;
と言うわけで、WiMAXのエリア外な地下鉄エリアあたりを中心に、Xiのエリア拡大には是非頑張って欲しいところ。