モバイルWi-Fiルータは1台で複数台の端末をインターネットに接続することが出来るので、PCやスマートフォンなど、複数台の端末で通信を行う場合、それぞれ専用のデータ通信契約をするのと比較して料金を節約する事が出来て非常に便利だけれど、モバイルWi-Fiルータを利用する上での不便な点とそれに対する対応方法で、実践しているものをご紹介。
モバイルWi-Fiルータを使い始めた当初は、端末単体の通信と比較して不便に思っていた事もあるけれど、以下の2つのポイントに気をつけることで、通常通り端末にSIMカードが入っている状態とほぼ変わらない形で運用する事が可能になったので、割とオススメ(^ ^)
モバイルWi-Fiルータの機種毎の販売価格や通信費などのまとめは、以下のエントリにて
各社のモバイルWiFiルータ比較 2011年版 | shimajiro@mobiler
- 常時電源ONで利用する
- 電波状況などのステータス表示アプリを利用する
モバイルWi-Fiルータを使う上で不便なポイントとして『電源ONから通信が可能になるまでに時間がかかる』という課題がある。
以前、『常時電源ON』での運用をしていなかった頃は、地下鉄駅でモバイルWi-Fiルータの電源を入れてから通信が可能になるまでの間に、電車が到着&発車してしまい、起動が完了して通信が可能になる頃には、トンネル間の区間に入る事で結局通信できない状態になってしまったり、ちょっと外出する時に起動~通信可能になる状態までを待つのが非常に面倒臭かったり、通信が可能になるまでの間に、何をしようとしてたか忘れてしまった…。
というようなことが多々あって、『必要な時だけ電源を入れる』使い方をしていた頃には、それなりに不便を感じていたのだけれど、これを『常時電源を入れっぱなし』にする事で、このあたりの不便さを一気に解決することに成功した(^ ^;
当然、『常時電源ON』の運用ではバッテリの減りが激しくなるので、
・充電が可能な環境では可能な限り充電する
・モバイルWi-Fiルータの交換用バッテリを用意しておく
という準備をする事で、『常時電源ON』の運用でも問題なく利用が可能になった(^ ^;
端末によっては、Wi-Fi側のみをOFFにする事で、
・通信をしていないときのバッテリ消費を抑える
・Wi-FiをONにすると、すぐに通信可能になる(3秒ぐらい)
という機能を備える機種もある(Pocket WiFiシリーズなど)ので、Wi-Fi側のON/OFF機能を備える機種の場合は『電源をずっとONにする』のではなく『Wi-Fi側のON/OFF切替』という方法も簡単で実用的。
という事で、モバイルWi-Fiルータは、電源投入から通信が可能になるまで、15秒~60秒ぐらい時間がかかる機種が多い(L-09Cは例外的に速いけど)ので、利用するたびに待ち時間を発生させていると、非常に使い勝手が悪いので、思い切って『常時電源ON』で利用する事を強くオススメ(^ ^)
もう一つ、不便なポイントとしては、モバイルWi-Fiルータをカバンの中などに入れておくと、手元で利用するデバイス側は電波の強さや、バッテリの残量がわからない。という点がある。
これはAndroid/iOS向けに提供されている各種ステータス表示アプリを使うことで解決することが可能。
Android向けのステータス表示アプリで最近気に入っているのは『007z monitor』
対応機種が多いのと、ルータを自動判別するので、常時多数のモバイルWi-Fiルータを所有している自分としては有難いアプリ(^ ^;
Androidではステータスバー上に、アイコン表示で電波強度やバッテリー残量を表示する事が可能なので、通常の端末単体で使っている状態とほぼ変わらない形で、電波強度/バッテリー残量をチェックすることが出来るので、オススメ(^ ^)
007z monitorのダウンロードはAndroidマーケットより。
007z monitor – Android マーケット
iOS向けに提供されているステータス表示アプリとしては、BF-01Bに対応している『ポータブル Wifi Info』などがある。
ポータブル Wifi Info 1.5(¥170)
カテゴリ: ユーティリティ, ナビゲーション
販売元: quq.jp – KENICHI IIDA(サイズ: 3 MB)
iOS向けのステータス表示アプリは、OSの使用上アプリケーションを一度立ち上げないと、ステータスを表示する事が出来ないので、このあたりの使い勝手はAndroid向けのステータス表示アプリの方が使いやすい。
ただ、カバンの中からWi-Fiルータを取り出して、電波状態をいちいち確認するよりかは、手元にある端末で状態を表示する事が出来るようになるので、ずっと便利ではある(^ ^;