2012年4月対応予定と案内されていたauのEV-DO Advancedが4/10より導入開始される事が発表された。
ケータイWatchによる記事は以下。
auが「EV-DO Advanced」4月10日導入、実効速度が平均2倍に – ケータイ Watch
「EV-DO Advanced」は、基地局の混雑度合いをリアルタイムで確認し、混雑しているエリアの携帯電話は、近くにある空いている基地局と通信させることで、実効通信速度を向上させる技術。対応機種はauのCDMA 1X WIN対応機種と、iPhoneやWindows Phone含むスマートフォン全機種。携帯電話側でソフトウェア更新を行うことなく、「EV-DO Advanced」の恩恵を受けられる。
ユーザ側ではソフトウェア更新などの操作は必要なく、基地局側の変更で自動的にEV-DO Advancedによる恩恵を受ける事ができるようになる。
EV-DO Advancedについては、去年開催されたCEATECで展示されていたので
『混雑している基地局の近くに、空いている基地局がある事ってそもそもあるの?』
というような質問を、担当の人に話を聞いてみたのだけれど『首都圏はかなり細かく基地局を打っている事もあり、近くの基地局が空いているという事はそれなりにある』という趣旨の回答を得られた。
で、僕がCEATEC受けた説明と同じ話がケータイWatchの別の記事で紹介されていたので引用。
第548回:EV-DO Advanced とは – ケータイ Watch
EV-DO Advancedに関しては、昨年10月の「CEATEC」など展示会のKDDIブースといった場所で説明がありました。それによると、基地局のトラフィックを検証すると「混雑している局とそうでない局が、隣同士にあることはままある」ということで、この技術による効果が期待できます。
基地局からの距離が最短でなくても、実行速度が速くなるという事は、逆に言うとそれなりの密度で基地局が無ければ成り立たないわけで、EV-DO Advancedによる実行速度の改善は、基地局の密度と密接に関係があるのかなと思ったり。
今回導入されるEV-DO Advancedは理論値の通信速度が上がるのではなくて、あくまでも『実行速度が改善する』技術という事で、導入後の改善に結構期待している(^ ^)
EV-DO Advancedへの期待という意味を込めて、auのiPhone 4Sを購入するという計画も3月あたりにはあったのだけれど、つい購入しそびれてしまった…(^ ^;