福岡のホテルに宿泊する機会があったので、Xi/WiMAXのモバイル回線と、ホテル客室内の固定回線でスピードテストを行ってみた。
■検証環境
計測日:2012年8月5日(日)
計測時間:5:45〜6:10
計測PC:MacBook Air 2012年モデル Core i7
計測地点:西鉄イン福岡
計測サーバ:Speedtest.net那覇サーバ
■下り通信速度
下り通信速度はグラフを見て一目でわかるように、
WM3600R(固定回線) >>>> BF-01D > WM3600R(WiMAX)
となり、モバイル回線に比べて固定回線が圧倒的な速さを記録した。
Xi/WiMAXのモバイル回線ではそれほど大きな差は出ていなかったけれど、Xiの方がやや安定するという結果に。
XiもWiMAXも通信速度は10Mbpsを下回ったけれど、今回のスピードテスト結果に限らず、どちらの回線も都内で利用するよりは全体的に通信が快適であったように思うので、都内に比べると通信の混雑が少ないのかなと推測。
■上り通信速度
下り通信速度は圧倒的に固定回線が速かったけれど、上りではXiやWiMAXの方が速い。という結果に(^ ^;
BF-01D > WM3600R(WiMAX) > WM3600R(固定回線に接続)
XiもWiMAXも必要十分な速度が出ていたので、モバイル回線についてはそれほど大きな差は無く、比較するとややXiの方が速度が速く感じる程度だった。
■PING応答速度
PING応答速度は固定回線の圧勝。モバイル回線のXi/WiMAXでは予想外にXiの結果が良くなかった。
PING応答速度は短い順番に以下の結果。
WM3600R(固定回線) > WM3600R(WiMAX) > BF-01D
■まとめ
今回際だって早かったのは、固定回線に接続した状態での下りの通信速度で、上りはXiやWiMAXに負けていたけれど、下りとPING応答速度については、モバイル回線と比較して圧倒的な結果になった。
■WM3600R + クレードルで固定回線に接続
面的な意味でのエリアはWiMAXが利用可能なエリアがかなり広くなってきているので、『通信ができる』という意味ではWiMAX単体でも困る事は(以前に比べて)少なくはなってきているけれど、ホテル客室内では通信環境が悪かったり、部屋の中まで電波が来ない。
というケースがよくあるので、ホテル客室内で有線LANが利用可能な場合、WM3600R + クレードルというような組み合わせは心強いし、やはり固定回線の方が速度が出やすい。というのは事実。
出張/旅行中の回線としての利用以外にも、人様の家にお邪魔する時に、有線LANが使える環境である事がわかっている場合、WM3600R(またはBF-01D) + クレードルの組み合わせで持って行く事が多い。どちらかと言うとWM3600Rを利用する機会が多いのは、同じくクレードルが使えるBF-01Dと比較して、連続動作時間が長いのでバッテリの残量をそれほど気にする必要が無い。という点は、WM3600Rを利用するメリット。
本当はWiMAXのスピードテストには、久々にURoad-Homeを使おうかと思ったのだけれど、あいにくURoad-Homeで使えるUSBケーブルを忘れるという失態をやらかしてしまっのでWM3600Rにて測定した次第(^ ^;
WM3600R用のクレードルの販売価格はAmazonで2,800円ぐらい。
クレードルとしては安く無い気がするけれど、有線LANに接続する目的以外でも、日頃から充電台としても使えるので、一台あると便利と思う(^ ^)
日本電気 AtermWM3600R用クレードル PA-WM06C
NEC 2012-02-29 |