7月から国内線の就航を開始したジェットスターの国内線が欠航となり、JAL便への振り替えの対応が行われた事がニュースになっている。
WSJ日本語版のニュース記事は以下。
ジェットスターが欠航=他社便に初の振り替え – WSJ日本版 – jp.WSJ.com
格安航空会社のジェットスター・ジャパンは6日、最終便の成田空港到着が午後11時の離着陸制限時間開始より遅れる見通しとなったため、成田と福岡を結ぶ2便を欠航した。天候以外の理由による同社の欠航は、7月3日の運航開始後4回目。
ジェットスターの新千歳 ⇒ 成田便は、就航開始日から成田空港の発着可能時間である23時までに着陸が出来ないために欠航になるなど、その後も何度か欠航になる事があったため、新千歳発着の最終便の運航時間を従来から20分繰り上げる対応を発表し、7/23からは時間を繰り上げで運航していたけれど、繰り上げ運航後は初めての欠航になる。
ジェットスターの新千歳発着の最終便の運航時間繰り上げについてはTraicyさんのエントリが詳しいので引用してご紹介まで。
ジェットスター、成田空港の”門限”対策で新千歳発着最終便を20分繰り上げ : Traicy
ジェットスタージャパンは、成田〜札幌を結ぶ便のうち、札幌発着の最終便の時刻を2012年7月23日から20分繰り上げると発表しました。
繰り上げとなるのは、成田発18:30のGK117便と、札幌20:40発のGK118便。金曜を除き、20分繰り上げとなります。
LCCの特長としては『既存の航空会社より安い』という点があるけれど、安さを追求するためには基本的には徹底的にコストを削減する必要があるので、今回のような欠航時の他社振り替えは行わないのが基本なんだけれど、今回については『特例として』認めたとのこと。
個人的には、LCCは欠航時の他社振り替えなどが無いということを事前に利用者側が承諾した上で選択しているわけで、今回のジェットスターの対応は一方的にキャリア側がコストを被る対応になってしまっているので『国内線のLCCが他社便への振り替えに応じたので、他社も応じるべき』という、キャリア側に過度な負担を押しつけるような前例とならない事を願うのみ。