12月1日より、docomoの各種手数料が改定される事が発表されている。
docomoのプレスリリースは以下より。
ドコモからのお知らせ : 各種事務手数料の新設・改定について | お知らせ | NTTドコモ
今回発表された各種手数料をまとめると以下。
名称 | 改訂前 | 改訂後 | 備考 |
---|---|---|---|
機種変更手数料 | 0円 | 2,100円 |
Xi⇒Xiの機種変更、FOMA⇒FOMAの機種変更 ※ドコモオンラインショップでの機種変更は対象外 |
契約変更手数料 | 2,100円 | 3,150円 | ドコモオンラインショップでの変更は改訂なし。 |
SIMカード発行手数料 | 3,150円 | 2,100円 |
『12か月に1回のSIMカード形状変更無料』が廃止される。 機種変更を伴うSIMカードの変更は無料。 |
■機種変更時に手数料が発生
個人的に残念なのは『機種変更時の手数料の設定』で、従来は0円だった変更時の手数料が、12月1日以降は機種変更毎に2,100円の手数料が必要となる。
唯一の例外はdocomoオンラインショップでの販売という事で、こちらについては機種変更時に発生する2,100円の手数料発生の対象外となっている。
■契約変更時の手数料値上げ
また、FOMA ⇒ Xiへの契約変更時に発生する手数料も、従来の2,100円 ⇒ 3,150円へと値上げされる。
機種変更の手数料の新設と、契約変更手数料の値上げによって、12月以降のFOMA ⇒ Xiへの変更については、11月中に行うのと比べて3,150円1,050円高くなるので、FOMAからXiへの契約変更を検討中の場合、11月中に行うのがよさそう。
ところで、docomoはXiへの移行を進めたいハズなんだけれど、12月以降はFOMA ⇒ Xiへの機種変更(通常は機種変更時に、Xiに移行する方が圧倒的と思う)を行うと、端末代や通信料以外に5,250円の追加負担が発生する。
というのは、FOMA ⇒ Xiへの移行を思いとどまらせる一つの要素になると思うので、このあたりをどうケアしていくのか、あるいは何も手を打たないのかは気になるところ。
2012.11.9 追記
FOMA ⇒ Xiへの変更を伴う機種変更の場合、契約変更手数料(3,150円)のみ発生し、機種変更手数料(12月以降 2,100円)は発生しない。が正しい内容でした。修正致します。
■SIMカード発行手数料は値下げ/但し、カードサイズ変更も基本有料化
SIMカードの発行手数料は3,150円 ⇒ 2,100円と値下げになるけれど、従来は『12か月に1回は無料』だったサイズ変更の手続きが有料化され、サイズ変更の場合でも2,100円の手数料が発生する事になる。
※但し、例外として端末の購入を伴う場合はSIMカードの変更に伴う手数料は発生しない。
これまでは無料だった端末の機種変更に手数料が設定されたり、docomoとしては推進したいであろうFOMA ⇒ Xiの契約変更の手数料を値上げしたりと、全体的に今回の手数料の新設&変更は『なんだかなぁ』という印象が拭えないのと、携帯電話業界の各種手数料は、過去の例を見ても横並びで設定される事が多く、今回の機種変更時の手数料導入についても、競合各社が導入する可能性が十分考えられるのは非常に残念。
過去の例としては、2011年後半〜2012年前半にかけて『新規契約事務手数料』が値上げされた例があった。
auが新規契約事務手数料を3,150円に値上げ 2/14以降 | shimajiro@mobiler
今回のドコモの各種手数料の値上げや新設が、他キャリアの横並びの結果にならない事を願うのみ…。