NTTドコモ:Xiの通信速度を2013年度中に下り最大150Mbpsへ高速化予定

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NTTドコモの2012年度第3四半期決算発表の中で、2013年度内にXiの下り最大通信速度を150Mbpsまで引き上げる予定である事が明らかにされている。

ドコモの第3四半期決算で発表された、下り最大150Mpbsのサービスについては日経新聞に掲載されている内容が詳しいのでご紹介まで。

ドコモ、150メガの高速LTE提供を表明 13年度、KDDIに対抗 :日本経済新聞

NTTドコモの加藤薫社長は30日、LTE方式の高速通信サービス「Xi(クロッシィ)」において、2013年度に下り速度を最大毎秒150メガビット(Mbps)へ高速化すると表明した。現在は大半のエリアにおいて下り最大37.5Mbpsのサービスを展開しており、その4倍の速さとなる。同日開催した決算会見で明らかにした。

使用する予定の周波数については以下。

下り最大150Mbpsのサービスを展開するには、40メガヘルツ(MHz)幅(下り/上り各20MHz幅)の電波帯域が必要となる。このため、現時点で40MHz幅の電波を保有している1.7ギガヘルツ(GHz)帯で展開している3Gサービスの電波を停波し、LTE向けに切り替えることを軸に検討しているもよう。

現在FOMAで使用中の、いわゆる”東名阪バンド”をXi向けに転用して、下り最大150Mbpsサービスを提供する見込みとのこと。

ドコモのXiは、1.5GHz帯(Band 21)を利用した下り最大100Mbpsのサービスを2012年11月より全国10都市の一部(その後拡大中)で提供開始しているものの、東名阪エリアで下り最大100Mbpsのサービスの開始は『2014年春以降』の予定となっており、都心のユーザが下り最大100Mbpsサービスを利用可能になるのは、1年以上先の予定。

四半期決算発表の中で発表された、1.7GHz帯(Band 3)を利用した下り最大150Mbpsのサービス開始は2013年度中を予定しているとのことで、都内では下り最大100Mpbsのサービスよりも、下り最大150Mbpsのサービスの方が早く利用可能になる見込み(^ ^)

日経新聞によると、NTTドコモの1.7GHz帯(Band 3)は、現在東名阪エリアでの利用に限定されているものの、利用可能エリアを全国に広げる事も検討されているとのことで、下り最大150Mbpsのサービスが利用可能になるエリアは全国に広がる可能性にも期待したい。

ドコモ向けの1.7GHz帯は今のところ、利用可能な地域が東名阪エリアに限定されているが、このエリア限定を解除することも総務省などで検討されており、ドコモは全国規模での150Mbpsサービスの展開も視野に入れている。ただし3GからLTEへの移行が進んでいないエリアでは、1.7GHz帯の40MHz幅を全てLTEに切り替えると3Gが電波不足に陥る可能性もある。広範なエリアで一斉に下り最大150MbpsのLTEサービスを展開できるかは予断を許さない。

NTTドコモのXi契約数は900万契約を突破しており、間もなく1,000万契約に到達する見込みとなっており、国内のLTEサービスでは最多のユーザ数となっている。

ユーザ数の急激な増加に伴い、都心ではXiの通信速度の低下も発生しており、対策として従来は下り最大37.5Mbps(Band 1/5MHz利用)であったエリアを徐々に下り最大75Mbps(Band 1/10MHz利用)エリア化しており、都内ではエリアが確実に広がっている事が実感できている。
関連エントリ:山手線周辺でXiの下り最大75Mbpsエリアの拡大を確認! | shimajiro@mobiler

ただ、下り最大75Mbpsエリア化されたからといってXiの通信速度が快適か。と言われると、個人的には期待していた程の効果は得られておらず、追加での対策を行う必要があると感じていたので、Xi用の周波数を追加して最大150Mbpsサービスが開始される事で、既存ユーザはメインで使っている2.1GHz帯の混雑緩和、新しい1.7GHz帯を利用するユーザには下り最大150Mbps対応による高速化のメリットが享受できる事に期待。

XiでのBand 3利用は2013年春モデル発表会の質疑応答の中で『Band 3対応端末の投入予定は無いのか?』という趣旨の質問があり、その際の回答の中では具体的な提供予定時期などは明言されていなかったけれど、2013年度内に提供開始予定である事が発表された形。

NTTドコモの2013年春モデル発表会での質疑内容はS-MAXのBlogエントリにて。

NTTドコモ、下り最大100Mbpsに高速化したdocomo LTEサービス「Xi(クロッシィ)」のエリアを拡大へ!2013年6月末までに50都市に – S-MAX(エスマックス

一方で、発表会の質疑応答では、100Mbpsや112.5Mbpsといったものが地方から導入されており、都市部では高速化を体感できる状況ではないことが指摘された。ドコモでは比較的電波状況に余裕のある1.7GHz(Band3)も利用できる状況にあるが、このBand3を使ったLTEサービスの展開について話が出てこないが、今後どうするのかといった質問があった。

都心では通信速度が他キャリアのLTEサービスに劣る事が多くなっているように感じるXiだけれど、下り最大150Mbpsサービスの開始や、75Mbps対応エリアの拡大による挽回には期待。