Android向けのOperaのβ版として、レンダリングエンジンとしてWebkitを搭載したβ版が公開されている。
Webkit搭載のOpera(β)のダウンロードはGoogle Playより。
Android 2.3以降で利用が可能。利用料は無料。
公開されたAndroid向けのOpera 14(β)の特徴は、アプリケーションを起動すると表示される
1.履歴
2.Speed Dial
3.ディスカバー機能
の3つのタブを切り替えて使う。
■履歴
■Speed Dial
■ディスカバー機能
ディスカバー機能は、ニュースリーダーのような機能で、国とジャンルを設定すると、設定した内容に基づいた情報が表示される。
■トラベルに設定してみた
ディスカバー機能は、左右にスワイプしてコンテンツを切り替えることができない。など、完成度はまだまだな部分があるけれど、今後の改善によって使い勝手が良くなりそうな機能ではあるので期待したいところ。
■画面右上のOperaボタンをタップすると表示されるメニュー
■設定画面
Opera Linkへのショートカットはあるが、Opera Linkには非対応となっているため、Speed Dialの同期やブックマークの同期は行えない。
機能面では『Turboモード』が『データ圧縮モード』に名前を変えており、先に紹介したOperaのメニューからカンタンにON/OFF切替が出来るようになっている。
データ圧縮機能については国内では重要性を感じないけれど、海外など回線環境がチープな場合は、データのダウンロード速度改善に役立つ機能。
今回公開されたAndroid向けのOperaは正式版ではない『β版』としての提供になっているので、基本的には今後の改善に期待。
というところだけれど、現時点での評価としては『可も無く不可も無く』という感じで、ビックリするような新機能も特になく、OperaがWebkitを搭載するとこんな感じになる。というのがイメージできる程度。
PCでは何年もの間、メインのWebブラウザとしてOperaを使っているので、ブックマークやスピードダイヤルなど、Webブラウジングに必要な情報はOpera Linkに集約されている。
一方で、Operaに非対応のサイトや、サイトによっては使えない機能があるなど、Operaが必ずしもベストでは無い。と思う事も増えている中で、Webkitエンジンへの切替が発表されており、古くからのOperaユーザとしては複雑な思いがあるけれど、Webkit + V8エンジンへの移行で、ブラウザコア以外の独自機能に注力する方向で頑張って欲しいなと…(^ ^;