タイを拠点にするLCC、タイ・エアアジアXは、2014年9月より就航している成田 〜 バンコクおよび、関空 〜 バンコクの日本路線を、2015年3月より増便する計画であると、バンコクポストが報じている。
バンコクポストによる、タイ・エアアジアXの2015年の計画に関する記事は以下より。
Thai AirAsia X confirms 2015 plan | Bangkok Post: news
タイ・エアアジアXの2015年の計画として、2015年3月に3機目となるA330型機を受領、4機目は第4四半期中に受領する計画。
3機目の飛行機を受領した後、2015年3月26日より成田 〜 バンコク(ドンムアン)を1日2便に、関空 〜 バンコク(ドンムアン)を1日1便にそれぞれ増便する予定であるとしている。
After the arrival of its third A330-300, TAAX will from next March 26 double its Bangkok-Narita service to twice daily and increase Bangkok-Osaka flights to daily from five a week.
また、4機目の飛行機の受領によって日本の就航都市の拡大が可能となるとしており、具体的な地名として北海道が挙げられている。
Mr Nadda said the fourth aircraft would enable TAAX to expand its coverage of Japan, the airline’s country of focus, to include Hokkaido island.
北海道は、タイ人が日本を訪問する際の人気のある地方の一つとなっており、2013年7月にタイ人向けのビザ免除が実施されて以降、タイ人による北海道訪問が急増、2013年のタイ人の来道者数は前年(2012年)の3.1倍とされている。
タイ人観光客急増、案内標識にもタイ語(景気点描) :日本経済新聞
道内を訪れるタイ人観光客が急増している。道庁によると、2013年のタイからの来道者数は前年の3.1倍の7万3千人。道内を訪れる外国人観光客全体に占める割合はまだ小さいが、伸び率は群を抜く。百貨店などが受け入れ態勢の整備を急いでいる。
そんなわけで、タイ・エアアジアXの増便によって首都圏&関西圏からはバンコクへのアクセスが改善するだけでなく、北海道などの都市からもバンコクへLCCでアクセスがし易くなることに期待ができそう。
タイ以外の東南アジアでは、インドネシア・エアアジアXがバリ島 〜 メルボルン(オーストラリア)に就航することを発表しており、航行距離から考えるとバリ島 〜 日本(成田や関空)などへの就航の可能性も十分ありえそう。ということでこちらも期待したい。
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