ドコモ、SIMロック解除義務化に伴う対応を発表 – 購入から180日間はSIMロック解除不可、ルーターのロック解除は無料に

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ドコモは、総務省がSIMロック解除に関するガイドラインを改正したことに伴う対応を発表。

2015年5月1日以降に発売される機種に関する変更点としては、インターネットによるSIMロック解除受付は無料化されるほか、購入方法(分割支払/一括支払)に依らず、端末購入から180日間はSIMロック解除ができなくなるなどの点があげられる。
※2015年4月末までに発売される機種については、従来通り即時SIMロック解除が可能となる。

ドコモの発表内容は以下。
報道発表資料 : ガイドライン改正に伴うSIMロック解除手続き方法の変更 | お知らせ | NTTドコモ

■変更後(2015年5月以降発売機種)に関するSIMロック解除ガイドライン
報道発表資料 ガイドライン改正に伴うSIMロック解除手続き方法の変更 お知らせ NTTドコモ

ドコモは、2015年5月1日以降発売される機種についてインターネット上でのSIMロック解除受付は無料、店頭や電話によるSIMロック解除には従来通り3,000円(税別)の手数料を設定。現行機種が店頭受付のみで有料となっている点と比較して、受付方法が広がる点や、インターネットでは手数料無料となる点はメリットと言える。

ただし、最大のデメリットは「端末の購入日から180日以内はSIMロック解除不可」となる点で、最新のドコモ機種を購入してSIMロック解除 → 国内外の好きな通信事業者で利用する。という流れは、公式のSIMロック解除ではできなくなる。
※端末の「発売日」ではなく、ユーザが端末を「購入してから180日以内」のSIMロックが解除不可となる。

また、ドコモは一部機種についてはSIMロック対象外としており、2015年5月1日以降発売される機種についてもSIMロック解除不可となる可能性がある。

一部の機種は対象外となります。また、受付条件によりSIMロック解除を実施できない場合がございます。(詳細については、当社のインターネットホームページをご確認ください。)

総務省のガイドラインでは、M2M機器など「SIMロックを解除することにニーズが無いと思える端末」のみSIMロック解除を行わないことを認めており、上記の例外はこれらの機種が該当するものと思われる。

なお、ドコモではドコモケータイ(iモード端末)や、Xiデータ通信専用端末などの機種についてはドコモショップ店頭でのみ受付となり、これらの機種に関してはSIMロック解除を無料とする方針。
※但し、受付条件(詳細不明)によって有料となる場合がある。としている。

3 「ドコモ ケータイ」「XiTMデータ通信専用端末」等、一部の機種はドコモショップ店頭でのみ受付いたします。
4 「ドコモ ケータイ」「Xiデータ通信専用端末」等、ドコモショップ店頭でのみ受付する一部の機種は、事務手数料が無料です。(但し、受付条件により有料になる場合がございます。)

個人的には、ドコモの販売する機種を購入してSIMロック解除 → 海外で利用することが多かったので、2015年5月1日以降の機種については「購入から180日以内のSIMロック解除不可」となるのが非常に残念。端末代の踏み倒しなどを考慮したものであれば、本体代を一括支払いした機種については従来通り即時SIMロック解除に応じて欲しかった。というのが率直な感想。