Evernote、有料会員向けの「アップロード容量無制限」を撤廃 – 想像以上の混乱と問題が発生が理由

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Evernoteは、プレミアムユーザ向けに提供していた「アップロード容量無制限」の特典を撤廃し、月間のアップロード可能なデータ量について「1カ月あたり10GB」の制限に変更することを発表。「無制限」を撤廃する理由として「想像以上の混乱と問題」を引き起こす要因になったと説明している。

EvernoteのBlogでの説明は以下より。

最適なサービスに向けて

しかしながら、「無制限」という言葉は非常に強力で、想像以上の混乱と問題を引き起こす結果となりました。容量を無制限にした瞬間から、大量のファイルの保管・バックアップという、これまでと違う用途に Evernote を使い始めるユーザが増えたのです。

Evernoteは、プレミアム会員向けのアップロード容量を「無制限」にした結果、大量のファイルをバックアップする「第二のハードディスク」としてEvernoteサービスが利用され、結果としてサービス品質の低下を招いてしまい、本来Evernoteが目指す「第二の脳」とは異なる使われ方になってしまった。と説明している。

プレミアム会員のアップロード容量を「月間10GB」にしても、既存ユーザの99.999%のニーズを満たせる。としており、無制限を撤廃することで影響を受けるユーザ数は極めて少ないこと、および利用可能な容量については今後も増やしていく方針であることを明らかにしている。

個人的には、Evernoteのプレミアム会員向けの月間容量が「無制限」となったことを気付かなかったので、月間容量が10GBになっても特に困る事は無く、むしろサービス全体の品質(同期速度)が改善されるのであれば、適切な容量制限が設けられるのは賛成。

なお、月間アップロード容量が無制限になったことを理由にプレミアム版を購入したユーザに対しては返金対応が行われるとのこと。

なお、月間アップロード容量が無制限になったことを理由に、プレミアム版をご購入いただいた方がいらっしゃることは理解しております。その場合は、無制限が終了したあとの残りの期間分の返金をさせていただきますので、お手数ですが弊社カスタマーサポートまでご連絡ください。また、まだ少し迷っているという方は、ぜひ一度 Evernote を 1 ヶ月間使い続けてみてください。毎月 10GB というアップロード容量は、ほとんどの方にとって十分であるはずです。

Evernoteのサービスは以下より。
大切な仕事のためのワークスペース | Evernote

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