Operaの創設者である「Jon S. Von Tezchner」(日本でよくある表記で”テッツナー”氏)が設立したVivaldi Technologiesは、Webブラウザ「Vivaldi 1.0」をリリース。
正式版となったVivaldiのリリースを記念し、4月25日(月)に東京都内でユーザイベント「Vivaldi User Meetup 2016 Tokyo」を開催。日本各地から約40名のユーザが集まり、Vivaldiやテッツナー氏への率直な質問・意見交換が行われた。
■Vivaldi TechnologiesのCEO:テッツナー氏の挨拶
ユーザによるLT(ライトニングトーク)では、Vivaldiへの要望や想いなどが自由にぶつけられた。
■「最初に買ったスマホ」として紹介されるW-ZERO3、Operaが内蔵されていた
■Vivaldiへの要望をぶつける参加者
■祝!Vivaldi 1.0 リリース
Vivaldi公式アカウントのプロフィールのリンク先に指定されているインタビューを記事を書いた日高氏もLTに参加、2015年にオスロ(Vivaldiの本拠地)を訪問することになった経緯を紹介。ケータイ業界最大のイベントであるMobile World Congressの参加後、急遽オスロへ飛ぶことになったそう。
■日高氏のLT:Vivaldi取材の経緯などを紹介
■イベントでふるまわれた軽食
テッツナー氏はイベントの中で、Opera Softwareを離れた後にVivaldi開発に至った経緯として「使いたいと思えるブラウザが無かった」とコメント。投資家から出資を募って運営していたOpera Softwareと異なり、Vivaldi Technologiesについては今のところ自己資金で運営しているため、本当にやりたいことに集中して取り組んでいる。などとした。
イベントの中でテッツナーさんと話をしていたところ、アジア(中国・フィリピン・タイ)で買ったスマートフォンを必要に応じてroot化した上で使うなど、かなり「ガジェット好き」であることが感じられた。ただし、現時点でAndroidなどモバイル向けVivaldiについて具体的な開発予定などは明らかにされなかった。
Vivaldiのユーザには「もともとOperaを使っていた」という方が(自分を含めて)かなり多いように思う。そういったユーザの求める要件を満たしつつ、Opera時代には獲得できなかった新たなユーザにも広がるWebブラウザに成長することに期待したいなと。
Vivaldiのダウンロードは以下にて。
友人たちのための新しいブラウザ – Vivaldi