ahamoなど2,980円プラン、Y!mobileとUQ mobile、使い放題プランをそれぞれ比較

本Blogのエントリには、アフィリエイト広告が含まれています。

ドコモ・KDDI・ソフトバンクは、2021年の春からデータ通信量に制限の無い使い放題プランを提供するほか、契約手続や各種サポートをオンライン限定にする「データ通信量20GBで税別3,000円以下」のahamo、povo、SoftBank on LINEをスタートする。

また、既にサブブランドとして提供中のY!mobileとUQ mobileは、それぞれデータ通信量の増量や、料金値下げなどで既存プランを強化する。

Y!mobileとUQ mobileの新プラン

■Y!mobile:「シンプルS/M/L」

Y!mobile
項目 シンプルS シンプルM シンプルL
データ容量 3GB 10GB 20GB
基本使用料 1,980円 2,980円 3,780円
5G対応
データ繰り越し 非対応
超過時速度 300kbps 1Mbps
通話料 20円/30秒
通話オプション 1回10分の通話定額 700円/月
光セット割
or家族割引
▲500円
月額料金(最安) 1,480円 2,480円 3,280円
契約期間・解除料 最低利用期間や解除料なし

※各種料金は税別

■UQ mobile:くりこしプランS/M/L

UQ mobile
項目 くりこしプランS くりこしプランM くりこしプランL
データ容量 3GB 15GB 25GB
基本使用料 1,480円 2,480円 3,480円
超過時速度 300kbps 1Mbps
5G対応 2021年夏予定
データ繰り越し 翌月末まで繰り越し
節約モード 対応
通話料 20円/30秒
通話オプション かけ放題(24時間)1,700円/月
かけ放題(10分/回)700円/月
通話パック(60分/月)500円/月
光セット割or家族割引 対象外
契約期間・解除料 最低利用期間や解除料なし

※各種料金は税別

Y!mobileの「シンプルS/M/L」は、従来は基本料金に含まれていた「1回10分までの音声通話定額」をオプション扱い(700円/月)にして月額料金を値下げしている。

UQ mobileは、従来より余ったデータ通信量は翌月まで繰り越し可能としていた。新プランを「くりこしプラン」と銘打ったのは、競合するY!mobileには余ったデータ通信量の繰り越しが無いことから、UQ mobileのメリットをアピールする狙いがあると思われる。

新たに提供するオンライン専門サービス(後述)と比べると、同じ料金で使えるデータ通信量が少なく設定されていたり、同じデータ通信量の月額料金が高く設定されている。

なお、KDDIのUQ mobile、ソフトバンクのY!mobileに近い位置づけの料金はdocomo本体からは提供されていない。

ワイモバイルオンラインストア、UQ mobile オンラインショップは以下にて。

ahamo / povo / SoftBank on LINEの比較

キャリアショップ等でサポートしない、オンライン専門サービスとしてスタートする、ahamo、povo、SoftBank on LINEの比較。いずれも2021年3月からサービスを開始予定。

「1回5分までの音声通話定額つきで、20GBが2,980円」という条件では横並びになるものの、ahamoは82か国の国際ローミングが追加料金なし、povoは1回5分の音声定額無しでは月額2,480円、SoftBank on LINEはLINEがカウントフリーになるなど、細部が異なる。

ahamo、povo、SoftBank on LINEは共通で5Gに対応予定。ただし、ahamoとSoftBank on LINEがサービス開始時点からの提供を予定している一方、povoは2021年夏に対応予定で、povoの5G対応は少し遅れる予定。

■ahamo / povo / SoftBank on LINE比較

親ブランド
(提供元)
docomo KDDI ソフトバンク
サービス ahamo povo SoftBank on LINE
サービス開始 2021年3月 2021年3月 2021年3月
月額料金 2,980円 2,480円 2,980円
データ通信量 20GB/月 20GB/月 20GB/月
超過時速度 1Mbps 1Mbps 1Mbps
ネットワーク 4G/5G 4G/5G
(5Gは21夏対応予定)
4G/5G
音声通話定額 1回5分まで定額
1,000円追加で通話放題
なし(月額500円で1回5分定額) 1回5分まで定額
1,000円追加で通話放題
契約チャネル Web限定 Web限定 Web / LINE
eSIM対応 未定 対応予定(時期不明) 対応予定
テザリング オプション申込不要 オプション申込不要 オプション申込不要
契約事務手数料 無料 不明(恐らく無料) 不明(恐らく無料)
MNP転出手数料 無料 不明(恐らく無料) 不明(恐らく無料)
その他・特長 国際ローミング(82か国)が追加料金なし ■トッピング
データ使い放題(24時間):200円
データ追加(1GB):500円/1GB
音声通話定額(1回5分):500円/月
音声通話定額(制限なし):1,500円/月
「LINE」がカウントフリー(使い放題)

※各種料金は税別

ドコモ・KDDI・ソフトバンクの使い放題プラン

2021年3月〜4月にスタートする使い放題プランでは、割引前の月額料金が税別で6,500円前後、固定回線とのセット割や家族割引を適用した後の最安料金は約4,500円で各社同じ。

月間のデータ通信量が3GB未満の場合は1,500円の割引を適用する点についても各社共通ながら、使い放題の対象となる通信には違いがある。

ドコモの「5Gギガホ プレミア」では、テザリングを含めてデータ通信を使い放題としている一方、KDDI(au)とソフトバンクは、テザリングの利用については月間30GBまでの制限を設けている。

■使い放題プランの比較

キャリア ドコモ KDDI ソフトバンク
月額料金・割引
プラン 5Gギガホ プレミア 使い放題MAX メリハリ無制限
提供日 2021年4月1日 2021年3月 2021年3月
月額料金(割引前) 6,650円 6,580円 6,580円
自社クレカ割引 ▲170円 ▲100円 対象外
家族割引 ▲500円〜1,000円 ▲500円〜1,000円 ▲600円〜1,100円
光セット割 ▲1,000円 ▲1,000円 ▲1,000円
月額料金(割引後) 4,480円 4,480円 4,480円
(参考)通信量が3GB未満の場合
料金割引 ▲1,500円 ▲1,500円 ▲1,500円
割引後料金 2,980円 2,980円 2,980円
通信量・速度制限
データ通信量 無制限 無制限 無制限
テザリング 制限なし 30GB/月 30GB/月
データシェア 30GB/月
国際ローミング 30GB/月 30GB/月 不明
速度制限の可能性 大量通信時
ネットワーク混雑時
大量のデータ通信
混雑時間帯は制限の場合あり
時間帯によって制限する可能性あり
その他速度制限 記載なし 動画視聴時に速度制限を実施 記載なし

※料金は税別
※割引の適用条件詳細は各社異なる。

各社の使い放題プランは、徐々に拡大中の5Gエリアだけでなく、4G LTEエリアでも容量制限を気にせずにデータ通信を利用できる。

ただし、4Gデバイス向けに使い放題プラン提供を明記しているのはKDDI(au)のみ。ドコモの「5Gギガホ プレミア」は基本的に5G対応デバイス向けで、4G機種での利用を制限はしていないものの、一部の5G非対応機種ではサービスを正しく利用できない。ソフトバンクの「メリハリ無制限」における4Gデバイスの扱いは現時点で不明。