月1,000円で3GB使えるMNOの料金プラン比較

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MNOが提供する料金プランのうち、 以下の条件を満たすプランの比較。

・月間のデータ通信量が3GB以上
・基本料金が月1,000円前後
・年齢制限(若者/シニア向けなど)無く契約可能

月3GB使える1,000円前後のプラン比較

ブランド povo LINEMO 楽天モバイル
プラン名 povo2.0 ミニプラン Rakuten UN-LIMIT Ⅵ
通信量 3GB 3GB 3GB
基本料金 980円 980円 1,078円
通信事業者 KDDI ソフトバンク 楽天モバイル
通話定額 5分定額:550円
完全定額:1,650円
5分定額:550円
完全定額:1,650円
10分定額:1,100円
契約方法 オンライン オンライン オンライン
楽天モバイルショップ
SIMカード 物理/eSIM 物理/eSIM 物理/eSIM
備考 基本料金は0円で、トッピングとして30日間使える3GBの通信量を購入できる 通話定額オプションは▲550円×1年間の割引あり Rakuten Linkを使うと国内の固定・ケータイ宛の通話が無料に。
料金プランは段階制

※各種料金は税込。

「月間3GBで1,000円前後」のMNOプランは、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルから提供されている。2021年10月10日時点で、ドコモからはメインブランド・サブブランド(ahamoなど)を含めて、同条件に合致するプランは提供されていない。

povo2.0:基本料金は0円、トッピングが3GBで990円

2021年9月29日にスタートした「povo2.0」は、ベースとなる基本料金は0円で、必要に応じてデータ通信や音声通話などのトッピングとして購入する。基本料金 + データトッピング(3GB)を合わせた料金は990円。

povo2.0のトッピングのうち、データ通信関連は全6種類。

■povo2.0、データトッピング(全6種)
povo2.0、データトッピング(全6種)

既にご紹介の通り、povo2.0の基本料金は0円で、トッピングとして3GBのデータ通信量(有効期間30日間)を購入する。データ通信量が増加する場合には、それにあわせてトッピングを追加できるのがpovo2.0のメリット。

データ使い放題(24時間)トッピングは330円で、一時的にデータ通信量が大きくなる使い方をする際に便利。また、12,980円で150GB(180日有効)など、大容量かつ長期間有効なトッピングも提供される。

通話オプションやデータ通信量が全て「トッピング」として提供されるため、使い方に合わせたトッピングがある場合には便利。

反面、自分に合ったトッピングが見つからなかったり、トッピングの購入手続が面倒に感じる場合には不向き。
(現時点では、トッピングの継続購入オプションは一部のみ対応している)

povo2.0は、初代のpovo(新規受付は終了)と同じく、KDDIのネットワークでサービスを提供するため、auやUQ mobileなど、KDDI系のサービス向けに発売されたデバイスで使うのが無難。
※基本的に、KDDI、UQ mobileが販売するiPhoneはpovo2.0でも利用可能。

povo2.0のWebサイトは以下にて。
povo2.0始動!! 基本料ゼロから始めるオールトッピングプラン|povo2.0

LINEMO:ミニプランで月3GBが990円

LINEMOは、「20GBが2,728円」のプランでスタートした後、ミニプランとして「3GBで月額990円」を追加した。

通常のプランとして「3GBで月額990円」なため、普段から利用する通信量が3GBに満たず、なおかつ(povo2.0で必要となる)その都度のトッピング購入手続が面倒な方向けと言える。

Y!mobileと同じく、ソフトバンクのネットワークを利用するため、ソフトバンクのネットワークに対応する端末で使用するのが無難。

LINEMOは、ソフトバンクが提供するサービスで、ソフトバンクやY!mobileなどソフトバンク系のブランドを既に契約している場合、カンタンな手続きでプラン変更ができるので、既にソフトバンク系サービスを使っている方にはハードルが低い。

ソフトバンクからLINEMOに乗り換えしてみた
ソフトバンク回線をLINEMOに切り替えしてみたので、切り替えの手順や注意事項などなどをご紹介。 ソフトバンク→LINEMOへの切り替え申込みは、オンライン上でプラン変更のような手続きで完了する。ブランド間の変更に伴う事務手数料やMNP予約番号の払い出しは不要。 ただ...

LINEMO、povo2.0、楽天モバイルは、それぞれeSIMと物理SIMを両方提供しているため、iPhone SE(第2世代)などeSIMと物理SIMのデュアルSIMをサポートするデバイスでは、通信障害などの発生にあわせて、回線を多重化しての運用もしやすい。

このうち、povo2.0と楽天モバイルでは「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」は、”利用しない月の基本料金は無料”となるため、通信障害の発生時や、ソフトバンク回線の通信環境がイマイチな場所での利用にあわせて、LINEMOにpovo2.0や楽天モバイルを組み合わせてデュアルSIM環境で使うのもアリ。

■LINEMO + 楽天モバイルをデュアルSIMで使う
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LINEMOのWebサイトは以下にて。

楽天モバイル:月間1GB未満は無料

楽天モバイルは、2021年4月に提供開始した「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」で段階制の料金プランを採用し、データ通信量が月間1GB未満の月は基本料金を無料化した。

料金は通信量に応じてアップし、3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、20GBを超えると3,278円になる。

■楽天モバイル:料金は段階制に
楽天モバイル:料金は段階制に

楽天モバイルは、「自社回線でデータ使い放題」(1日10GBで速度制限)がウリながら、データ通信量が少ない月についても料金が割安になる特長がある。

「3GBで1,000円前後」の視点で比較すると、楽天モバイルも他社に近い水準のプランを提供しているものの、自社回線のエリアは他社並とは言えないので、エリア面での過信は禁物。

楽天モバイルでは、パートナー回線(au)のローミングを徐々に終了しているので、使う場所によっては「これまで使えていた場所で(ローミング終了により)圏外になった」とか、通信品質が低下するなどの事例が起こりえるので、自社回線が整備されていないエリアで使う際は特に注意。

それでも、月間1GB未満は通信料が無料となる点や、Rakuten Linkを使った音声通話で国内の固定・携帯向けの通話料が無料になる点は他社に無い特長。

サービス開始時からeSIMを提供しており、eSIMの再発行が24時間オンラインで行えるほか、eSIM↔物理SIMの切り替えなども(最近は)大きなトラブルが発生していない点ではストレスを感じない。反面、システム障害などはやや多く、全体的に”頼れるサブ回線”としては力不足な印象。

楽天モバイルのWebサイトは以下にて。