KDDIはpovo2.0やUQ mobileなど、au(メインブランド)回線を契約せずに、Apple Watch用の電話番号を付与する「ウォッチナンバー」の申込を、KDDI直営店に限定していたが、全国のauショップ・au Styleに拡大した。
ウォッチナンバーのサービス概要は以下にて。
ウォッチナンバー | サービス | Apple Watch | au
povo2.0やUQ mobileなどの非au回線でも「ウォッチナンバー」が申込みしやすくなった一方、「ウォッチナンバー」の仕様を理解していないと、「こんなハズじゃなかった…」になりかねないので注意。
「ウォッチナンバー」はもともと、Apple Watch(Cellular対応)にiPhoneとは異なる電話番号を付与して単体で音声通話・データ通信を利用するもの。
ウォッチナンバーは仕様上の制限により、よくある「iPhoneとApple Watchで通知連携」などの使い方(=Apple Watchを自分用に使う)はできない。
その旨は、ウォッチナンバーのWebサイトにも「自分用に設定」では利用できない。と記載されている。
■ウォッチナンバーは「自分用に設定」で利用不可
povo2.0やUQ mobileなど、非au回線でiPhoneを使っている場合(あるいは、Androidスマートフォンを使っている場合)でも、au Styleやauショップ店頭で申込みが可能となるものの、iPhoneとApple Watchの連携(通知連携など)は実現できない点に注意。
■Apple Watchは「ファミリーメンバー用に設定」
ユースケースとしては、親がpovo2.0やUQ mobileなどの回線を契約し、子どもとの連絡用に、音声通話ができるApple Watch(Cellular)を使うようなケースがあり得る。
※このケースでは、親の回線はpovo2.0やUQ mobileなどKDDI系の回線に限らず、他のMVNO回線などでもok。
また、AppleのWebサイトにはファミリーメンバー用に設定したApple Watchについて、心電図や血中酸素濃度、不規則な心拍の通知などの機能が制限される旨が記載されている。
家族の Apple Watch を設定する – Apple サポート (日本)
以下の機能や App は利用できません:ヘルスケアデータの共有、呼吸数、不規則な心拍の通知、心電図、周期記録、睡眠、血中酸素ウェルネス、Podcast、Remote、News、ホーム、ショートカット。
「Apple Watchが使えるようになる」というと、どうしても「iPhoneと連携して通知などを確認できる」という意味に受け取りがちだけど、ウォッチナンバー契約のApple Watchについては、よくあるApple Watchの使い方(KDDIサービスではナンバーシェア)とは異なるのでご注意を。
Apple Watchの製品紹介は以下にて。
Watch – Apple(日本)